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本日、防衛大臣として初めてNATO首脳会合関連行事に参加し、防衛産業フォーラムへの参加や、ルッテNATO事務総長とインド太平洋地域のパートナーであるIP4各国の代表との会合を実施しました。これに加えて、20か国以上の国防大臣等との意見交換を実施しました。防衛産業フォーラムにおけるルッテ事務総長の基調講演では、ロシアは国家予算のほぼ半分を戦争遂行のために投入しており、中国は透明性を欠いたまま軍事力の拡大を続けている。さらに、北朝鮮は核開発を継続するとともに、ロシアへの支援を続けているといった言及がありました。これはインド太平洋と欧州大西洋の安全保障は一体不可分であるという認識の下、インド太平洋の情勢の厳しさについて、日本から働きかけ続けてきたことにより、NATOと日本との間で情勢認識を共有できるようになったことの表れであり、防衛当局間の緊密な連携の成果と言えます。中国は昨日、弾道ミサイルを発射するなど、その軍事動向等は我が国と国際社会の深刻な懸念事項です。この1日を通じて、欧州大西洋とインド太平洋地域の安全保障は一体不可分である点、そして力による一方的な現状変更を許さないために結束する必要がある点、各国のカウンターパートとタイムリーに認識を共有することができました。ルッテNATO事務総長とIP4の代表が集まる会合に茂木外務大臣とともに参加しました。その場で私からは、今回のNATO首脳会議の最大のテーマであるウクライナ支援は、中国、北朝鮮によるロシア支援によって、ヨーロッパの努力が相殺されているという点に触れ、中国、ロシア、北朝鮮の3か国・地域の連携を踏まえると、NATOとIP4が連携する必要性はかつてないほど高まっている点をお伝えし、その認識を共有しました。また、NATO加盟国とIP4各国の国防当局の代表等が参加するワーキング・ディナーに出席しました。私からも発言の機会をいただき、インド太平洋と欧州大西洋の安全保障は一体不可分であり、地域を越えて、同志国が連携を強化していくことが極めて重要である点を改めて各国のカウンターパートに伝えさせていただきました。そして個別の会談については、まず開催国であるトルコのギュレル国防大臣に対しては、NATO首脳会合の開催国としてのトルコの尽力に対し感謝を伝えました。また、日トルコ防衛協力・交流の着実な進展を歓迎し、引き続き、日・トルコの防衛当局間の連携を強化していくことで一致しました。午後には、スウェーデンのヨンソン大臣、デンマークのブルース大臣とそれぞれ会談を実施しました。ともに私が就任してから初めてとなる大臣間での会談であり、防衛装備・技術協力を含む2国間協力をしっかり進めるべく、コミュニケーションを強化していく点をトップ同士で確認しました。また、オランダのイェジルゲス・ゼゲリウス副首相兼国防大臣とは先月もお会いをしていますので、1か月間の間を置くことなく再会をし、日・オランダ防衛協力の着実な進展を改めて歓迎し、協力の更なる強化に向けて引き続き、緊密に連携していくことを確認しました。アメリカのヘグセス戦争長官とも懇談をして、5月30日の日米防衛相会談で議論した「オペレーション・スーパーチャージ」をフォローアップをしました。また、昨日の中国による潜水艦からのミサイル発射を含む地域情勢についても意見交換をし、日米同盟の抑止力対処力を一層強化していくことを確認しました。イギリスのジャービス国防大臣とは、国防大臣レセプションの場において初めて顔合わせをすることになりました。GCAPにおける進捗を確認するとともに、日英防衛協力をさらに加速させるため、緊密に連携していくことを確認しました。この他、カナダのマクギンティ大臣とも前回の東京での会談から2週間を経ずに再会できた他、ノルウェーやフィンランド、ルーマニアやアイスランド、ドイツやフランスなどの国々のカウンターパートと国際会議の場を活用して率直な意見交換を実施しました。初めてお会いする相手から数週間、数か月ぶりに再会する相手まで様々でありますが、トップ同士率直に地域情勢や今後の協力に向けた意見交換を実施しました。なお、先ほど韓国のアン長官とも個別に会談を行いました。そして、この国際会議の場ならではでありますが、日本、韓国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの国防大臣級が初めて同じ場に揃い、言葉を交わす場面もありました。このような機会はNATO首脳会合の関連行事にIP4の国防大臣級が参加する意義を象徴的に示すものです。明日はオーストラリアのコンロイ国防産業大臣との会談に加え、ペンク・ニュージーランド国防大臣を加えた日豪ニュージーランドの3か国での会談も予定をしています。加えて、イタリアのクロセット国防大臣との会談も予定しています。引き続き、各国カウンターパートとの信頼関係をしっかり築くべく、各種会談などに臨みたいと思います。冒頭長くなりましたが以上です。
記者:
NATOとIP4の会談について改めて伺います。NATOのルッテ事務総長とIP4の会合では具体的にどのような意見交換がなされたのでしょうか。改めてこのIP4の枠組みの重要性、そして中国を念頭にどのようなやり取りが交わされたのか伺います。また、一昨日の中国のミサイル発射についての受け止めも伺います。
大臣:
昨日ってありますけれど、一昨日ですね。時間の関係もありますからね。一昨日、中国は潜水艦発射型弾道ミサイルを発射しましたが、中国は十分な透明性を欠いたまま核・ミサイル戦力を広範かつ急速に増強させているなど、その軍事動向等は我が国と国際社会の深刻な懸念事項となっています。そしてこの点については、ルッテ事務総長とIP4の会合において私からしっかりとお伝えをし、中国の軍事動向に関する懸念について認識を共有しました。また、今夜行われたワーキング・ディナーの場でもですね、NATOの加盟国の多くの国々から同じような認識を披露され、改めてNATOと今日本を含めインド太平洋地域の情勢認識の共有ができていると、こういったことを実感する機会にもなりました。厳しさを増す安全保障環境の中で、インド太平洋と欧州・大西洋の安全保障が一体不可分だと、こういう認識の下、地域の平和と安定に貢献するためにも、価値と利益を共有するNATOとIP4が結束して、共通の課題に取り組むことがこれまで以上に重要だと考えています。
記者:
バイ会談を実施した各国から日本の装備品への関心を得られ寄せられましたでしょうか。また、日本の5類型撤廃の評価はどうだったでしょうか、教えてください。
記者:
冒頭申し上げた通り、今日は様々な国のカウンターパートの間で、防衛装備・技術協力を含む様々な協力分野について議論をしました。今日は例えばですね、スウェーデンのヨンソン大臣とお会いをしましたが、以前ヨンソン大臣は御自身のSNSにおいても、日本の防衛装備移転制度の見直しについて協力の機会拡大に繋がるということで歓迎のコメントを発出していただいております。そして、そのヨンソン大臣との協議の中でも、我が国の制度見直しに伴う防衛装備・技術分野での今後の協力の可能性についても議論をさせていただきました。また防衛産業フォーラムの場などでも各国のカウンターパートや防衛産業の関係者と意見交換を行いましたが、我が国との防衛装備・技術分野での協力の可能性についても話題になりました。我が国の防衛装備移転制度の見直しは、同志国との防衛装備・技術協力の機会を拡大する上で重要であり、双方にとってポジティブな変化となるというメッセージを私からも、各国のカウンターパートに伝えさせていただきました。
記者:
先ほど冒頭言及のあったですね、イギリスのジャービス大臣との会談についてなんですけれども、GCAPをめぐりですね、具体的にどのようなお話があったかというところと、また、3日には国際機関GIGOとエッジウィングの契約の延長が発表になりましたけれども、こちらの評価についてあわせて伺います。
大臣:
今日は、イギリスのジャービス国防大臣ともお会いすることができ、日英防衛協力の着実な進展を歓迎するとともに、GCAPを含む日英防衛協力の更なる強化に向けて、引き続き、緊密に連携していくことを確認しました。また、イタリアのクロセット国防大臣とも、明日も会いますけれども、今日も意見交換が出来まして、GCAPの進捗について意見交換をさせていただきました。明日もその話題になるとは思います。そして両国とともに先日、日英伊3か国政府で設立した国際機関であるGIGOと、対応する民側の組織であるエッジウィングの間で、2027年末までの契約を締結されたことを歓迎しました。今般の契約締結により、プログラムを安定化し、更なる開発の効率化及び加速が図られることになります。引き続き、日英伊3か国の官民で連携しながら、次期戦闘機の効率的な開発に取り組んでまいります。
以上