防衛大臣臨時記者会見

日時
令和7年4月7日(月)18:25~18:33
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
ミャンマーへの国際緊急援助隊派遣に係る中谷防衛大臣臨時会見

1 発表事項

私から、報告がございます。3月の28日に発生したミャンマー中部を震源とする地震被害に関して、政府は、ミャンマー国民に直接裨益をする人道支援としまして、これまで、医師、看護師等から構成される国際緊急援助隊・医療チームの派遣を行っています。防衛省においても、発災当初から、国際緊急援助活動に備えて、直ちに必要な航空機等を派遣できる態勢をとりつつ、調査チームをミャンマーに派遣をしまして、情報収集を行うなど、関係省庁と連携をしまして、今後の対応に万全を期してまいりました。このような中、本日、正式に国際緊急援助隊法に基づく外務大臣からの協議を受けまして、自衛隊機により、国際緊急援助活動に必要な医療資機材等を輸送することを、統合作戦司令官に命じました。具体的には、現在、被災地のマンダレーにおいて活動中の医療チームが、人道支援活動を継続するために必要な薬品・検査薬を含む医療資機材等を、明日、準備が整い次第、C-130輸送機によりまして、本邦からマンダレー国際空港まで輸送する予定です。現在、マンダレー国際空港では、通常の民航機の運航が行われていないことから、C-130輸送機を活用することで、より迅速に、確実に、現地で活動する医療チームの皆様に、必要な医療資機材等、これを届けることが可能となります。防衛省・自衛隊としましては、今後も関係省庁と緊密に連携しつつ、自衛隊機の持ちうる能力を最大限活用し、引き続き、苦難に直面するミャンマー国民を支えるとの一貫した方針の下で、ミャンマーの人々と共にあるとの観点から、対応に全力を尽くしてまいります。なお、これはJJOC創設初の国際緊急援助活動となります。

2 質疑応答

記者:
明日、準備が整い次第出発するということですけれども、どこから出発するのか、めどで午後ですとか午前中にも出発する可能性があるのか、それについてはいかがでしょうか。

大臣:
小牧から、午後でありますが、詳しくは、後ほど事務方に確認をしてください。また派遣の期間、また現地のニーズ等を総合的に判断しつつ、決定をしてまいりますので、現時点で確たることを申し上げる段階にはないと、ただ明日、小牧から午後出発するということです。

記者:
第1回で運ぶ量といいますか、資機材何キロとか何セットとか、その辺はいかがでしょうか。

大臣:
それも事務方に聞いていただきたいと思いますが、C-130輸送機1機を小牧から出発をさせて、マンダレーで活動する医療チーム、これが人道支援活動を継続するために必要な薬品、また検査薬を含む医療資機材等をマンダレー国際空港まで輸送する予定であります。状況につきましては、悪化しているという認識はなくてですね、安全に輸送をすることが可能だとの判断をしております。また、マンダレー国際空港の滑走路につきましても、防衛省・自衛隊の調査チームによる調査結果を踏まえて、自衛隊機を運用する上で、問題がないということを確認をしております。引き続き、現地の日本大使館等とも緊密に連携をしつつ、隊員及び輸送の安全の確保に万全を期してまいります。

記者:
ミャンマーの状況次第で、第2弾、第3弾の派遣をする可能性についてはいかがでしょうか。

大臣:
現時点においては、今回の医薬品等の輸送については、現地のニーズ、またJICAといった機関と調整を進めてきた結果ですね、この医療資機材の輸送を可及的速やかに行うという必要がございました。今後の支援の在り方につきましては、まだ現時点で決まっているものはありませんが、現地のニーズ等を踏まえつつですね、適切に判断して対応してまいります。

記者:
ミャンマーは軍事政権と民主派や少数民族との間で内戦がありましたが、この辺りのリスクとかは、どのように政府として判断されて今回の派遣に至ったのでしょうか。

大臣:
今般の自衛隊機による医療資機材等の輸送は、正にミャンマーの人々に直接裨益をする人道支援でありまして、その調整上、必要な当局とのやり取りは、真に必要かつ最小限のものに限っております。

記者:
関連でミャンマーは軍政で、日本政府は認めていないと認識しているんですけれども、今回派遣に至った経緯ですね、どういう軍政府とのやり取りがあったのかについて、あと隊員の安全確保は、内戦が今も続いておりますけれども、その辺りは十分になされているか伺えますでしょうか。

大臣:
日本政府としましては、2021年のクーデターの正当性、これは認めていないとの立場には変わりがありません。今回の派遣につきましては事前にですね、調査チームを出しまして、何が求められるのか、特に人道支援の観点でできることはないかということで、飛行許可ももらった上でですね、この医療資機材を運搬するということになりました。

記者:
隊員の安全確保についても教えてください。

大臣:
安全につきましては、マンダレー国際空港周辺の治安状況、これは悪化しているという認識はなくてですね、安全にすることができると判断をしております。また、飛行場の滑走路につきましても、自衛隊の調査チームによる調査結果を踏まえてですね、自衛隊が運用する上で問題はないというふうに認識をいたしております。周辺の地域における被害の方は、かなり酷くてですね、たくさんの家が潰れたり、たくさんの方が亡くなっているというふうに聞いております。

以上