本日の、全体の私の沖縄訪問についての所感ですが、大臣就任後、初めて沖縄本島を訪問する機会を得ました。昨日は慰霊碑等への献花を行いましたが、本日は、まず那覇基地を訪問し、陸海空3自衛隊の部隊の状況等について報告を受け、そして訓示を行いました。次いで、米軍普天間飛行場、嘉手納飛行場、キャンプ・シュワブについて、上空からの視察を行いまして、現地の実情をこの目で確かめることができました。また、米軍基地に関連する11市町村の皆様に面会をいたしました。これらの市町村におかれましては、かねてから、基地負担を引き受けていただいているわけですが、今般、その現状につきまして、首長の皆様方から直接、私が対面でお伺いするととともに、率直な御意見、そして様々な御要望等をいただいたところであります。防衛省としてしっかりと受け止めて、引き続き、目に見える成果を一つ一つ着実に出していくことをお約束をいたしました。その際、とりわけ直近で注目度の高いうるま市における訓練場の整備につきましては、中村うるま市長からですね、地元の声を真摯に受け止めてよく検討してもらいたいとの御指摘をいただきました。また、自民党の沖縄県連からは、周辺が住宅地に隣接しているなどの環境となっていることから、取得後の土地の利用については、住民の生活の役に立ち、市民との交流の場としての利用も視野に入れた見直しの検討と併せて、地元の理解を得ることを第一に、引き続き丁寧な検討をお願いしたい旨の、そういった厳しい御要望をいただきました。これら、中村うるま市長からの御指摘や自民党沖縄県連からの御要望を重く受け止めて、住民生活との関係を重視するとの観点から、改めて更に検討を行うこととしまして、私からは既に、同行している担当の部局長にですね、指示をしたところであります。そして先ほど、玉城沖縄県知事と面会をさせていただきました。玉城知事からは、沖縄の大きな基地負担、これを軽減してほしいとの強い思いを伺いました。私からは、沖縄統合計画を着実に進めて、嘉手納以南の返還を実現するため、全力で取り組んでいくということを申し上げました。とりわけ、普天間飛行場の辺野古移設につきましては、これまでに辿った様々な経緯、関係者の皆様からいただいた御尽力の上にあり、歴代の防衛大臣、そして歴代の沖縄県知事との対話を積み重ねてきたのではないかなというふうに思っております。そうした中、今回私が玉城知事との対話に臨んだわけですが、普天間飛行場の危険性除去、一日も早い返還という点で、知事とは思いを一つにできるというふうに実感をいたしました。今後とも、こうした対話、そして丁寧な説明、そういったことを一つ一つ積み重ねてまいりたいというふうに考えています。今回の沖縄訪問を通じまして、沖縄の基地負担軽減や、また、南西方面における防衛力の抜本的強化に向けて成果をしっかりと出していく、そうした決意を新たにいたしました。また、地元の皆様と私がお会いし、直接の意思疎通を図ることが非常に重要であるということも改めて感じました。今回の沖縄訪問は、非常に有意義な機会であったというふうに受け止めております。
Q:記者退出後にですね、知事とどのようなやり取りがあったか教えていただきたいです。特に、辺野古新基地建設問題についてをお願いします。また、うるま市石川の訓練場整備計画を巡っては、反発の声も上がっていますが、自衛隊施設整備に関する双方のやり取りの詳細と、大臣のお考えを教えてください。また、先ほど県庁に入る際にぶら下がり取材もありましたけども、石川の訓練場整備計画について再検討を指示されたというお話でしたが、詳細を教えてください。地元自治会は、住宅地のそばに訓練場ができるということ自体が問題だと指摘していますが、計画の撤回もあり得るのかを含めて教えてください。
A:プレスの皆様方が退出した後のやり取り、あるいは知事の発言の内容というのは、これは知事の立場もあると思いますので、私から申し上げることは差し控えなければいけないというふうに思っております。その上で、本日、私からは、嘉手納飛行場の基地負担について、今後とも米側に対して一層の協力を求めて粘り強く働きかけるとともに、基地負担の軽減につながる施策を着実に実行していくこと、また、南西地域の防衛体制の強化については、戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境の中で、嘉手納以南の土地の返還に全力で取り組み、米軍基地の整理・縮小を図りながら、部隊配備などの取組をしっかりと進めていくことを申し上げました。普天間飛行場の辺野古移設につきましては、玉城知事のお考えを伺い、私からは、辺野古が唯一の解決策であるという方針に基づき、着実に工事を進めていくことが、普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、その危険性の除去につながるということ、辺野古移設までの、その間における負担軽減が重要であり、航空機の訓練移転などの施策を着実に進めていくこと、引き続き、様々な機会を通じて、対話や丁寧な説明を重ねていく、そういった考えであること、こういったことを説明をさせていただきました。うるま市石川のゴルフ場跡地については、重なりますけども、うるま市長から、本日、地元の声を真摯に受け止めて良く検討してもらいたいとの御指摘、そして自民党沖縄県連からは、周辺が住宅地に隣接しているなどの環境となっていることから、取得後の土地の利用については、住民生活の役に立ち、市民との交流の場としての利用を視野に入れた見直しの検討と併せて、地元の理解を得ることを第一に、引き続き丁寧な検討をお願いしたいと、そういう旨の厳しい御要望を頂きました。これら、中村市長であったり、あるいは自民党の県連幹部からの要望というのを、これは私自身も重く受け止めなければいけないなと思いましたし、今日上空からヘリの視察の中でも、ゴルフ場跡地の状況の視察をしました。一緒に同乗されたメディアの方もいらっしゃいますけども、そういったことを踏まえまして、改めて更に検討を行うこととし、既に、今日局長も来ておりますので、直後にですね、指示をしたところであります。なお、知事との面談においては、私から今申し上げたようなことをですね、説明をいたしました。それに対しての知事の発言というのは、私からは控えたいと思います。そして、取得地をどのように利用するかという後段の質問ですけども、その細部については、もとより、引き続き検討していく必要があるというふうに思っています。今日また、更に検討を行うことを今日指示をいたしましたので、引き続き検討の必要があるということであります。今般いただいた、うるま市長や、また、自民党沖縄県連の要望は、どちらもそうした検討にあたっては、住民生活とのかかわりを重視して計画を検討するべきとのお考えに基づいているものというふうに、今日は理解をいたしました。そういったことを踏まえまして、取得した土地の利用の在り方について、更に幅を広げて検討をしてまいります。
Q:辺野古の関連なんですけれども、県側が、埋め立て工事を中断し、県との協議に応じてほしいということを今日も求められたと思うんですけれども、そういった要望に応じる考えがあるか、改めてお願いします。
A:普天間飛行場の代替施設につきましては、辺野古移設が唯一の解決策であるという方針に基づき着実に工事を進めていくことが、普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、そして、その危険性を除去することにつながるものというふうに考えています。そのことも知事に今日は改めてお伝えをいたしました。防衛省としては、これまでも県知事を始めとする地元の皆様との対話を積み重ねて、このような考えのみならず、自然環境や住民の生活環境に十分配慮して工事を実施することなどについて、丁寧な説明を行ってまいりました。また、本日は、私から玉城知事に対して、政府として、普天間飛行場負担軽減推進会議の枠組みを引き続き活用していく考えをお伝えをいたしました。その上で、当面は、作業部会の開催を通じて、普天間飛行場の返還までの間の危険性除去についての成果を一つ一つ積み上げていきたいとお伝えをしたところであります。今後とも、また様々な機会があると思いますから、そういったあらゆる機会を通じて、地元の皆様への丁寧な説明を行いながら、県側とも、私と知事のレベル、また、事務レベル、様々なレベルでの対話というのを図りながら普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、そして、基地負担軽減を図るため、辺野古移設に向けた工事を着実に進めていく、そういった考えであります。
Q:先ほど冒頭でもお話があったんですが、政府が南西諸島の防衛力強化を進める中で、今回このタイミングで沖縄本島を訪問することになった、この意義について改めて伺いたいのが1つとですね、今回の訪問は昨年の大臣就任から半年近くたっての訪問ということになりました。歴代防衛大臣は就任後すぐに訪れるということがわりと多かったと思うんですけども、半年近くかかったこの理由についてお尋ねできればと思います。
A:意義については、今まで私が申し上げた内容の中にも十分込められていると思いますが、本日は大臣就任後はじめて沖縄本島を訪問するという機会を得ることができました。那覇基地を訪問し、正に最前線で勤務する精強な隊員たちを激励することができました。また、米軍普天間飛行場などを視察をし、現地の実情をこの目で確かめるとともに、短時間ではありましたけども、米軍基地関連市町村の皆様、そして県知事からも、直接基地負担の現状について率直にお話を伺い、意思疎通を図ることができました。今後とも、そうした対話、あるいは丁寧な説明を一つ一つ積み重ねていきたいというふうに考えています。それから、南西地域の防衛体制の強化というものは、我が国が戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境にある中で、喫緊の課題であります。この時期になったということでありますけども、大臣就任後にですね、9月の中旬でありましたけども、まずは現場をですね、自らの目でしっかりと確認する必要があると考えて、直後にですね、正に国防の、沖縄本島も前線ではありますけども、本当に最前線である宮古島と石垣島を、これは直後に訪問をしております。米軍基地に関しては、沖縄県民の皆様に大きな基地負担を引き受けていただいていることを、防衛大臣として重く受け止めております。これも先ほど申し上げたとおりですが、沖縄の基地負担の軽減というものは、これは防衛省だけではなくて、政権の最重要課題の一つでもあり、全力で取り組んでまいります。本来であればもっと早くですね、沖縄本島も訪問したいというふうに、私自身考えておったんですが、国会日程もありました、あるいは、元日にですね、能登半島地震の震災対応もございました。現在も実は災害派遣中であります。そういった諸々の都合もありまして、この日となったということであります。
Q:政府は普天間飛行場の辺野古の移設が唯一の解決策だと先ほどもおっしゃったわけですけれども、本日、上空から普天間の飛行場、移設先の辺野古の地区を御覧になって、視察した所感を伺いたいのとですね、今回地上ではなく上空からの視察になった、この理由について伺えたらと思います。
A:米軍普天間飛行場や、その移設先であるキャンプ・シュワブなど、自衛隊機で、チヌークでですね、一部記者の皆さん方と共にですね、上空から視察をいたしました。普天間飛行場については、何度も申し上げますが、周辺が市街地である場所に位置しておりますし、また、住宅や学校に囲まれているということ、世界で最も危険と言われる理由、普天間飛行場の危険性を除去する緊要性、これをですね、改めて実感をしたところであります。百聞は一見にしかずという言葉もあるとおりだと思いますが、全面返還が実現するまでの間においても、基地負担の軽減を一層進めていかなければならないという、そういう意を強くしました。また、普天間飛行場の移設先であるキャンプ・シュワブについては、普天間飛行場の全面返還に向けた工事が着実に行われている状況をこの目で確認いたしました。普天間飛行場の危険性除去のためには、辺野古移設の工事を着実に進めていかなければならない、こういったことを再認識した次第であります。これらの米軍施設を上空から視察することになったのは、沖縄本島訪問における日程の都合もありますし、上空からの方が分かる場合もあると思います。先ほどの、うるま市の石川のゴルフ場跡地なんかも、これも上空を通過して、今言われております、いわゆる教育施設等のですね、距離などもですね、上から見ると非常によく分かるということにもなります。そういったこともあってですね、ヘリで、上空から視察をしたということになります。
Q:石川のゴルフ場跡地を視察されて、住宅地への近さというのはですね、地元の方が反対される理由になっておりますけども、どのように感じられましたでしょうか。近いと感じたとか。
A:実際にそのゴルフ場の跡地上空をですね、まずゴルフ場がしばらく使われていないということもあって非常に荒れているなということと、学校施設がここだということも指摘を受けて、実感としては確かに近いな、というようなそういう感覚は持ちました。
Q:改めて辺野古移設に関連して、大臣と知事の立場は異なってますけれども、今後も対話は続けていこうということは確認はされたんでしょうか。
A:そうですね、知事は防衛省にも先般来ていただいた時にも話をしました。今日も話をしましたけども、胸襟を開いてですね、率直に意見交換をしていきましょうということを知事も言っていただいておりますし、私からもそのように言っております。もとより知事が衆議院議員時代、私も一緒に衆議院議員をしていたこともありました。そういった意味でですね、知事とは旧知の関係でもありますので、これからもそういった対話は続けていくということは一致しております。
Q:うるま市の訓練場ですね、土地を取得してから、そのあとの使い方がわからないということなんでけども、地元では疑念の声が上がってきている中で、土地取得自体を見直さないというのはどういった考えなんでしょうか。
A:先ほど申し上げたとおり、取得後の訓練場の在り方についてですね、これから更に検討をしていきたい、先ほど申し上げました、幅を広げて考えていきたいなと、そういうふうに思っております。
Q:土地の取得自体は再検討をする可能性はないと。
A:取得した土地の利用について、これから幅を広げて考えていきたいということになります。
Q:関連なんですけども、先ほどの再検討を指示した理由として。
A:うるまの。
Q:そうです、失礼しました。石川訓練場の件なんですけども、うるま市長の要望と自民党県連からの要望を理由に挙げられていたと思いますけれども、知事からは特段の言及はなかった、と。
A:知事からも。冒頭の発言にもあったんじゃないかと。
Q:知事からの要望というのは特段見直しの理由にはなっていないということ。
A:冒頭に発言があって、それは知事からもそういった御要望は承ったということであります。
※下線部:大臣発言中、9月の中旬(誤)を9月の下旬(正)に修正
以上