北朝鮮は本日3時51分頃、北朝鮮北西部沿岸地域の東倉里(トンチャンリ)地区から、弾道ミサイル技術を使用した発射を強行いたしました。発射された1発は複数に分離し、1つは、3時58分頃、朝鮮半島の西約300kmの黄海上の予告落下区域外に落下、もう1つは、3時59分頃、朝鮮半島の南西約350kmの東シナ海の予告落下区域外に落下、もう1つは、4時00分頃、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過し、4時05分頃、フィリピンの東約600kmの太平洋上、我が国EEZ外である予告落下区域外に落下したものと推定されます。情報を総合的に勘案すると、北朝鮮は、今回の発射により衛星の打ち上げを試みた可能性がありますが、詳細については現在分析中です。国民の生命と財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国の関係国と緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することといたします。
Q:衛星発射を試みたとみられるとのことですが、今回の発射は、成功したとみているのか、失敗したとみているのか。御所見がありましたらお願いします。
A:詳細については、分析中でございますので現段階でお答えは差し控えさせていただきます。
Q:また、沖縄県に展開しているPAC-3であったり、イージス艦、今後の展開予定については、見通しはどうでしょうか。
A:今後の態勢については、各種情報の分析・評価を続ける中で、適切に判断してまいります。
Q:沖縄県に展開しているPAC-3の今後の状況なんですけれども、どういった状況が確認出来たら、撤収するなど見通しがあれば、教えていただけますでしょうか。
A:現段階で具体的なことは、申し上げることは差し控えさせていただきます。引き続き警戒に努めます。
Q:確認ですが、今回破壊措置は行っていないということでよろしかったでしょうか。
A:はい、そのとおりです。
Q:現在、今年の5月から今回の衛星発射に備えて、破壊措置命令が出ておりますけれど、これについて今後どのように措置されるのか教えていただけますか。
A:これもまた状況に応じて適切に対応してまいります。
Q:現段階での破壊措置命令の中止というのは。
A:しておりません。
以上