防衛大臣記者会見

日時
令和5年4月18日(火)08:36~08:40
場所
衆議院分館2階EV前廊下
備考
浜田防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 〇 今月6日に発生した陸上自衛隊のヘリコプター事故について、これまでの捜索により、要救助者4名を引き上げ、そのうち2名の死亡を確認いたしました。事故発生当初より、昼夜を問わず、懸命な捜索活動を行ってきたものの、このような状況に至り、とても残念でなりません。悲しみの中ではありますが、搭乗していた10名の隊員全員が一日も早く御家族のもとに帰ることができるよう、今は発見された5名全員を引き上げ、そして未だ行方不明のままの5名の捜索に全力を尽くす所存であります。

 〇 次に、2022年度の航空自衛隊による緊急発進の回数は778回でした。このうち、中国機に対する緊急発進回数は575回であり、ロシア機に対する緊急発進回数は150回でありました。2022年度は、中露両国の爆撃機による我が国周辺における長距離にわたる共同飛行を2回確認したほか、中国無人機の飛行についての公表が昨年度の実績を大幅に上回るなど、我が国周辺空域における中国機及びロシア機の活発な活動は継続をしております。防衛省・自衛隊としては、引き続き警戒監視に万全を期し、厳正に対領空侵犯措置を行ってまいりたいと考えております。

2 質疑応答

Q:冒頭に4名の方がこれまでに引き上げ、2名の方の死亡が確認されたとのことですが、新たに引き上げられた時間については、いつ引き上げられたのか、日時を教えていただけますでしょうか。また、死亡確認が2名に留まっている理由もしございましたらお願いいたします。

A:ただいまの御質問に対してはですね、今月6日の発生以来、この要救助者4名ということでありましたが、4名を引き上げて、そのうち2名を死亡確認したということでありまして、また、そういった意味では、今後、また要救助者をしっかりと、また引き上げも含めてですね、今後、検討しているところであります。

Q:現在の捜索状況と、また新たに救助、捜索等、進展、もし冒頭発言以外にございまいしたらお願いいたします。

A:今のところは、先ほど申し上げたとおりでありまして、今後も現地の天候等も含め、その状況を含めてですね、勘案しながら飽和潜水も含めてですね、また検討していくことになろうかと思います。

Q:靖国神社参拝に関して伺わせていただきます。春の例大祭が間もなく始まるんですけれども、大臣は期間中に参拝するお考えがあるかというのとですね、参拝されない場合は、真榊を奉納する考えはあるかというのをお願いいたします。

A: 今のところですね、私ども当然、今回のそういった例大祭に関してはですね、国の内外を問わずですね、国のために貴い命を犠牲にされた皆様方に対して、哀悼の誠を捧げ、尊崇の念を表すことは当然のことだと考えております。しかしながら、今回の参拝についてはですね、個人として適切に判断してまいりたいと思いますし、また、真榊の奉納についてもですね、参拝と同様、個人として適切に判断してまいりたいというふうに考えております。

以上