防衛大臣記者会見

日時
令和5年4月11日(火)09:36~09:38
場所
参議院分館1階エントランス
備考
浜田防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 なし

2 質疑応答

Q:陸自のヘリの事故から5日が経とうとしています。新たに見つかったものなど、何か最新情報があればお願いします。

A:これまで、自衛隊の航空機、艦艇による捜索、海上保安庁の航空機、巡視船による捜索、そしてまた、陸上部隊による沿岸部の捜索を、引き続き懸命に行っているところであります。その中で、今までに燃料タンクらしきものを含む機体の部品や、航空ヘルメットなどが発見されております。一方、今も行方不明の隊員10名を見つけ出すには至っておらず、引き続き、その捜索に全力を尽くしてまいります。

Q:中国空軍がですね、台湾周辺で軍事演習を行いました。去年8月の演習と比べると抑制的だったという見方もありますけれども、防衛省として中国軍の動きどう分析されているでしょうか。

A:中国は、4月8日土曜日から10日月曜日までの間、台湾周辺の海空域において、台湾島を囲む形で軍事演習を実施した旨、発表していると承知をしております。当該演習について、中国は、空母「山東」や多数の艦艇、空母艦載機や中国本土からの大量の戦闘機などを参加させたとみられ、また、制海権、制空権の獲得を奪取する検証を行い、台湾を全方位から取り囲んで威嚇、制圧の態勢を作り上げた等と主張しており、威圧的な訓練であったと認識をしております。中国軍の活動の意図、目的については、確定的にお答えすることは困難であることを御理解いただきたいと思いますが、中国は、今回の訓練について、台湾独立分離主義勢力が外部勢力と結託して挑発することに対する重大な警告である旨述べていると承知をしており、中国が台湾問題で妥協をしない姿勢を示したものと考えられます。防衛省・自衛隊としては、引き続き関連の動向を注視するとともに、我が国周辺海空域における警戒監視活動等に万全を期してまいりたいと考えておるところであります。

以上