昨日、１５時５６分頃、陸上自衛隊第８師団、第８飛行隊所属のＵＨ－６０ＪＡ１機が、宮古島周辺空域において飛行中のところ、航空自衛隊のレーダーから航跡が消失しました。本事案を踏まえ、私から、救助等の対応に全力を挙げること、情報収集を徹底し、状況の把握に努めること等について指示をし、事件発生当初から夜を徹しての現場周辺の捜索を行っておりますが、機体に搭乗していた第８師団長、坂本陸将ほか９名について、現在も発見に至っておりません。引き続き、行方不明となっている１０名の人命の捜索に全力を尽くすとともに、このような事故が発生したことを重く受け止め、自衛隊の航空機の運航に当たっては、安全管理を万全を期してまいる所存であります。
Ｑ：事故の原因や搭乗員の所属など、発表されたこと以外に新たに分かったことがありましたら教えてください。
Ａ：事故発生当日、４月６日は、自衛隊の航空機４機、艦艇３隻のほか、海上保安庁の巡視船による捜索を実施したところ、１８時２４分頃、海上保安庁の巡視船が航空機の器材と思われるものを発見しました。現時点で、現場海域を航行する船舶等への被害については確認されておりませんが、機体に搭乗していた乗員１０名については、依然として行方不明のままとなっており、現在捜索中であります。防衛省・自衛隊としては、引き続き、被害状況等の収集に努めるとともに、行方不明になっている１０名の人命の捜索に全力を尽くしてまいります。
以上