防衛大臣臨時記者会見

日時
令和5年1月1日(日)04:10~04:13
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
北朝鮮による弾道ミサイル発射事案後の浜田防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 北朝鮮は本日2時50分頃、北朝鮮西岸付近から、1発の弾道ミサイルを、東方向に向けて発射しました。詳細については現在分析中ですが、最高高度約100km程度で、約350km程度飛翔し、落下したのは朝鮮半島東側の日本海で、我が国の排他的経済水域外であると推定されます。今回の発射については、防衛省から、政府内及び関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認されておりません。北朝鮮は、昨年から立て続けにミサイル発射を繰り返し、朝鮮半島、そして地域の緊張を著しく高めています。北朝鮮による一連の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認するものではありません。関連する安保理決議に違反するものでもあり、我が国として、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難いたしました。本件については、総理には直ちに報告を行い、国民への迅速・的確な情報提供等の指示がありました。これを受け、私からも指示を出し、関連情報の収集と分析に努め、緊張感をもって警戒監視等に対応に万全を期しているところであります。引き続き、米国・韓国等の関係国と緊密に連携して対応してまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q:今回、2日連続での発射となりましたが、この意図をどういうふうに見ていらっしゃるか教えてください。

A:北朝鮮による個々の弾道ミサイルの発射の意図というのはですね、我が方から断定的にお答えすることは困難であります。

Q:昨日の朝の3発、今回1発で、ぶら下がりが今回あったんですけれども、対応の違いというのは何かあるんでしょうか。

A:一般に、北朝鮮によるミサイル発射についてですね、その発射に関する情報をどのようなタイミングで、また、どのような形で公表するかについてはですね、政府が把握している事実関係や、発射が我が国の安全保障に及ぼす影響などを総合的に勘案した上で、判断をしており、今般の発射事案についても、このような考え方に基づいて、対応しております。

以上