防衛副大臣臨時記者会見

日時
令和4年12月23日(金)17:13~17:16
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
北朝鮮による弾道ミサイル発射事案後の井野防衛副大臣臨時会見

1 発表事項

 北朝鮮は本日16時31分頃、北朝鮮平壌近郊から、少なくとも1発の弾道ミサイルを、東方向に向けて発射しました。詳細については現在分析中ですが、最高高度約50km程度で、約300km程度飛翔し、落下したのは朝鮮半島東側の日本海で、我が国の排他的経済水域外と推定をされます。また、当該弾道ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性があり、引き続き分析中であります。今回の発射について、防衛省から、政府内及び関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認されていません。北朝鮮は、今年に入ってから、かつてない高い頻度でのミサイル発射を繰り返し、朝鮮半島、そして地域の緊張を著しく高めております。北朝鮮による、急速に挑発をエスカレートさせる一連の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認することができません。関連する安保理決議に違反するものであり、我が国として、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難をいたしました。本件について、総理には直ちに報告を行い、国民への迅速・的確な情報提供などの指示がありました。これを受け、防衛大臣からも指示があり、関連情報の収集と分析に努め、緊張感をもって警戒監視等の対応に万全を期しているところであります。引き続き、米国・韓国などの関係国と緊密に連携して対応をしてまいります。

2 質疑応答

Q:前回の発射からおよそ1週間ぶりとなりますけれども、この時期に発射した北朝鮮の意図、どのように分析なさっているか教えてください。

A:いずれにしても現在、分析中でございまして、具体的な北朝鮮の意図、目的等は、こちらでは今の段階ではコメントすることができないという状況であります。

Q:少なくとも1発の発射ということですけれども、これは16時31分に少なくとも1発。その他に複数、その他に発射された可能性については、どのように分析をされているのでしょうか。

A:現時点では、16時31分に発射されたということで確認はとれておりますけれども、まだレーダー情報等の解析等が十分でないところもございますので、いずれにしても、少なくとも1発という状況であります。

以上