防衛大臣記者会見

日時
令和4年10月18日(火)08:38~08:44
場所
国会議事堂本館内閣議室前
備考
浜田防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 なし

2 質疑応答

Q:複数の男性隊員からセクハラ性被害を受けたと訴えてきた元陸上自衛官の五ノ井里奈さんに対してですね、昨日、加害者の4人の男性隊員が直接謝罪をしましたけれども、大臣の受け止めをお願いいたします。またですね、昨日、五ノ井さんの会見で特別防衛監察で見えてきた、その被害を訴える件数について11月末までに公表するようだと発言をされていますが、特別防衛監察の進捗状況についてお聞かせください。

A:昨日、自身が加害者であるとする4名の隊員が、五ノ井氏に対して直接謝罪を行った旨の報告を受けております。自衛隊員に対しては、服務教育の一環として、結節を捉え、規律心や責任感、公徳心などについて指導を行っているところであり、今般、この4名の隊員が、自らの意思で謝罪したことについては、適切な対応であったと考えております。今後、このような事案が二度と生起しないよう、なお一層しっかりと、ハラスメント防止対策に取り組んでまいります。もう一つ、特別防衛監察についてでありますが、進捗状況については、防衛監察本部から全自衛隊の職員に対しハラスメント被害の申出を依頼し、10月末までメールや手紙などで受け取ることとしておりますけれども、訓練等業務上やむを得ない理由で申出が遅れる場合も想定し、11月末までは引き続き受け付けることとしております。監察結果については、監察対象が全自衛隊にのぼること、また、監察の適正な実施を確保する観点から、一定の時間がかかると考えておりますが、引き続き、正確かつ公正な調査を実施してまいりたいと考えておるところであります。

Q:県内の市民団体とですね大学教授が、沖縄県内の米軍基地周辺のですね自治体の住民などを対象に有機フッ素化合物PFASの血中濃度の調査の結果を公表しております。環境省が昨年度実施している調査のですね、平均値というのがあるんですけれども、その全国の平均値よりも上回っている地域がかなり多くてですね、かねてから米軍基地由来の可能性もずっと指摘されておりますけれども、この調査に対する大臣の受け止めとですね、それから、地元の方で米軍基地内の立ち入り調査を実現して欲しいという声が未だにずっと強いんですけれども、それについて今後どのように対応されるかお考えを伺います。

A:ご指摘の調査については、民間団体が実施した調査であり、その詳細は承知しておりません。現時点でPFOS等の血中濃度の健康被害の関係については、環境省や厚生労働省をはじめとする関係省庁において、最新の情報収集に努めているものと承知しており、今回の調査結果や在日米軍との因果関係について、防衛省としてお答えすることは困難であることをご理解を願いたいと思います。また、沖縄県から要請をいただいている米軍基地への立入りについては、米側に対し、様々な機会を捉えて伝達しており、引き続き働きかけてまいりたいと思います。

Q:16日に始まった中国共産党の党大会で習近平国家主席が台湾統一についてですね、武力行使の放棄も約束しないと強い表現で統一への決意を示し、総力を挙げた強国・強軍路線を進める方針を示しました。大臣の受け止めとですね、今後の安保3文書策定の議論に対する影響についてどうお考えかお願いします。

A:習近平総書記がですね、16日、中国共産党大会において、台湾統一について、武力行使の放棄を決して約束しない旨の発言を行ったことや、人民解放軍を、世界一流の軍隊として建設することを加速させる旨の発言を行ったことなどは承知しておりますけれども、他国の政党の活動における発言の一つ一つについて、政府としてコメントすることはいたしません。その上で申し上げれば、台湾海峡の平和と安定は、わが国の安全保障はもとより国際社会の安定にとっても重要です。わが国として、台湾をめぐる問題について、対話により平和的に解決されることを期待する立場であります。また、中国の軍事動向等は、わが国を含む地域と国際社会の安全保障上の強い懸念となっており、今後も強い関心をもって注視していく必要があります。個別の事象が現在検討中の新たな国家安全保障戦略等の内容にどのような影響を与えるかについて、予断を持ってお答えすることはいたしませんが、防衛省としては、わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中で、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討し、防衛力を抜本的に強化していく考えであります。

以上