防衛大臣臨時記者会見

日時
令和4年8月16日(火)08:57~09:02
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
オースティン米国防長官との電話会談後の浜田防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 先ほど、オースティン米国防長官と電話会談を実施をいたしました。私にとって防衛大臣就任後初の会談ということで、朝7時から7時半の30分間行いました。冒頭、私から就任の挨拶を行い、オースティン長官からお祝いの言葉をいただきました。また、私から、オースティン長官の新型コロナウイルス感染症への感染について、お見舞いの言葉をお伝えしました。続いて、今月上旬の中国による弾道ミサイルの発射を強く非難するとともに、地域におけるいかなる事態にも対応できるよう、緊密かつ隙のない連携を図っていくことを確認をしました。また、現下の北朝鮮情勢を踏まえ、日米韓の防衛協力の重要性について一致しました。さらに、私から、国家安全保障戦略等の策定を通じて、防衛力の抜本的強化に取り組む決意を述べ、オースティン長官との間で、日米双方の戦略を擦り合わせていくことを確認をいたしました。加えて、米軍再編計画の着実な進展のため、引き続き日米で緊密に協力していくことで一致をいたしました。本日の会談では、オースティン長官と率直な議論を行うことができました。今後、オースティン長官とともに、日米同盟の抑止力・対処力の強化、また、自由で開かれたインド太平洋の維持・強化に向けて取り組んでまいりたいと思います。

2 質疑応答

Q:昨日、中国軍が台湾周辺で軍事演習を行ったとの報道がありますが、その件についてお話はありましたでしょうか。

A:その件については、特にございませんでした。

Q:先ほど日米韓の3か国でミサイルのですね、演習を行ったと発表もありましたけども、このミサイル演習、北朝鮮への対応かと思いますが、それが行われたことの意義について、大臣の受け止めありましたらお願いします。

A:海上自衛隊はですね、8月8日(月)から14日(日)までの間、米海軍が主催する、日米豪韓加ミサイル警戒演習、いわゆる「パシフィック・ドラゴン」を実施をいたしました。具体的には、ハワイ諸島及び同周辺海・空域においてですね、護衛艦「はぐろ」が米国、豪州、韓国、カナダの艦艇とともに、弾道ミサイル標的の探知、追尾及び模擬発射を実施をし、弾道ミサイル対処に係る海上自衛隊の戦技力の向上を図るとともに、参加国間で「自由で開かれたインド太平洋」の維持、強化に向け、連携を強化を図りました。また、日米韓の3か国でデータ通信システムを連接し、訓練を実施をしました。本訓練は、本年6月11日の日米韓防衛相会談において一致した、3か国よるミサイル警戒及び弾道ミサイル探知・追尾訓練であります。防衛省・自衛隊としては、今後も引き続き3か国の連携を深めてまいりたいと思っているところであります。

Q:木村政務官についてなんですけれども、一部報道で統一教会との関係について、政務官自らが認められたとの報道があります。大臣の所感をお願いします。

A:お尋ねの件はですね、木村政務官の政治活動に関することでありますので、私からコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。

以上