本日、北朝鮮による発射事案につきましては、情報収集に努めておりますが、現時点において、わが国の領域や排他的経済水域への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、付近を航行する航空機や船舶の被害報告は確認されておりません。防衛省においては、関係幹部が参集し、所要の情報収集・分析に努めているところであります。いずれにしましても、北朝鮮は今年に入ってから、巡航ミサイルの発射報道も含めれば既に6回となる、極めて高い頻度で、新たな態様での発射を繰り返しています。昨今の北朝鮮による核・ミサイル関連技術の著しい発展は、わが国及び地域の安全保障にとって看過できないだけではなく、昨今の北朝鮮による弾道ミサイル等の度重なる発射は、わが国を含む国際社会全体にとって深刻な課題であります。防衛省としては、国民の生命・財産を守り抜くため、米国、韓国をはじめとして関係国と緊密に連携しながら、引き続き関連情報の収集と分析に努めるとともに、警戒監視に万全を期してまいります。
Q:韓国軍は短距離弾道ミサイルだというふうな発言もされていますが、そのあたりの分析についていかがでしょうか。
A:これも、今、分析であります。
Q:もし弾道ミサイルだとするとですね、今までのケースでいうと船舶等の被害が出る可能性もあるので、出来るだけ早く公表してたと思うんですけれども、現状、その公表に至っていないということですが。
A:船舶や航空機に対する被害は確認されておりません。また、EEZに対しての飛翔というものも確認されておりません。
Q:今、情報分析中とのことでしたが、何かしらその飛翔体が北朝鮮側から発射されたというその発射の有無自体は確認されているという認識でよろしいでしょうか。
A:発射されたということに基づいて、今、情報分析中ということであります。
Q:冒頭、弾道ミサイルがEEZや領域に飛来したことはないというふうに仰ってましたけれども、弾道ミサイル以外も特に飛来してないという理解でいいですよね。
A:そういう意味では、飛来は確認されておりません。
Q:冒頭、6回目というふうに仰いましたけれども、防衛省としても一昨日の巡航ミサイルに関しては1回というふうにカウントされてるんでしょうか。
A:私が申し上げたのは、今年に入ってから巡航ミサイルの発射報道も含めれば既に6回目となるということを申し上げたわけでございます。
Q:防衛省としては、巡航ミサイルに関しては報道以外の分析っていうのはされてらっしゃるんでしょうか。
A:今、分析をしているところでございます。
Q:船舶への警戒情報が今回出ておりませんけれども、その理由っていうのはご存じでしたら教えてください。
A:まだ、わが方として弾道ミサイルが確認されておりませんので、警戒情報自体は海保のマターですね。これは発令されていないんだというふうに承知をしております。
Q:確認ですが、まだ抗議をする段階では、まだないという認識でいいんでしょうか。
A:今、分析に努めているところであります。
Q:韓国軍は2発を発射したというふうに発表していますけれども、発数については少なくとも1発という理解で、そのあたりお願いいたします。
A:今、発射事案ということで、情報収集に努めているところでございます。
以上