防衛大臣記者会見

日時
令和3年12月17日(金)08:41~08:45
場所
国会議事堂本館内閣議室前
備考
岸防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 新型コロナウイルスについては、新規の感染者はおりません。累計も4,882名で変わりありません。

2 質疑応答

Q:自衛隊法84条の4の改正についてお伺いします。現在の現行では、邦人の輸送を行う際に外国人を同乗することを想定していると思いますけれども、この外国人のみを輸送することを視野に改正を検討されるお考えでしょうか。

A:今、多くの日本人が海外で活躍していますから、そうした中で、先般のアフガニスタンのような困難な状況においても、在外邦人の生命・身体の保護に万全を期すべきであると考えております。先般のアフガニスタンの事例を踏まえて、在外邦人等輸送に関する自衛隊法第84条の4について、さらに改善することができないか検討するよう、総理から指示がありました。具体的な法改正の内容やスケジュールについては、現在、検討中です。海外で邦人が危機にさらされたとき、邦人の保護・退避に全力で当たることは、国として当然の責務であり、防衛省・自衛隊としても、在外邦人等の安全確保に全力を尽くしていく所存であります。

Q:今、在外邦人の件についてお話を、大臣いただきましたけれども、外国人の輸送については、その在外邦人の輸送の検討の中で、外国人についてもどうするか考えていくという理解でよろしいのでしょうか。

A:これについても、現在検討しているというところでございます。

Q:前回の会見で、大臣は安全の確認についてさらに改善ができないか、検討していくというお話をなさったと思うんですけれども、今ほどの、その外国人の在外輸送を含むという件も、その安全の確認という枠組みの中に入っているものなのでしょうか。

A:全体の中で、そうしたことも何が改善できるか、これから検討してまいります。

Q:イージス・アショアの地元説明会のことについてお伺いします。秋田県からは、防衛省に対して説明回数を増やすことと、会場を広い場所への変更を求める要望が防衛省に寄せられています。これに対してどういうふうに対応されるおつもりなのか、お考えをお聞かせください。もう1点は、それに関しまして、大臣は先日の10日の会見の際に、地元自治体と調整を重ねてきたとおっしゃっていましたけれども、その秋田県と秋田市は、会場や日程、回数について調整をしたことはないというふうに説明しています。この認識の違いについてお聞かせください。

A:この件につきましてはですね、地元ともよく調整をしております。今後、引き続き調整を重ねてまいりたいと思います。

Q:要望に対しお答えする考えがあるということでしょうか。

A:引き続きですね、調整をしてまいりたいと思います。できることをしっかり、できることは調整をしてまいりたいというふうに考えています。

以上