防衛大臣記者会見

日時
令和3年10月8日(金)09:50~09:55
場所
防衛省A棟11階第1省議室
備考
岸防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 まず、地震についてであります。昨日発生しました千葉県北西部を震源とする最大震度5強の地震について、22時45分に私から、早急に本地震による被害状況を把握できるように、各関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報収集に努めること、今後の状況の推移に的確に対応するとともに、陸・海・空自衛隊が緊密に連携しつつ、人命救助を第一義として活動を実施する等の対応に万全を期すこととの指示を発出いたしました。陸・海・空自衛隊は、地震発生直後から航空機や地上部隊による被害情報の収集を開始し、大きな被害は発生していないことを確認しております。国民の皆様の安心・安全のため、引き続き緊張感を持って各省庁及び自治体と緊密に連携して対応してまいります。新型コロナですが、前回の定例会見以降、現時点では新規感染者は確認をされておりません。このため、累計は4,856名で変わりはありません。

2 質疑応答

Q:今日午後にもですね、岸田総理大臣所信表明をされる予定だと思うんですけれども、一部報道ではですね、国家安全保障戦略やですね、大綱・中期防の改定に取り組むというような内容も含まれているような報道もありますけれども、大臣の方としてですね、その安保戦略の改定等々にどのようにこの課題に取り組んでいくお考えか、お聞かせいただきますでしょうか。

A:まず現段階においては、総理の所信表明演説の内容について発表できる段階にないので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにせよ、政府として、わが国を取り巻く安全保障環境の変化などへの対応の重要性が増していることを踏まえ、わが国の将来の安全保障のあり方について、引き続きしっかり検討を進めてまいりたいと思います。

Q:北欧スウェーデンでは、モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンの30歳以下の人への接種を一時停止すると報道されています。大規模接種センターでは、先日、対象を16歳以上に引き下げることを決定したばかりですが、日本への影響はあるかお聞かせください。

A:まず、10月1日に開催されました厚労省の審議会において、新型コロナワクチン接種後にごく稀に生じるとされる心筋炎について、現時点においては、新型コロナウイルス感染症によるリスクと比較して、接種によるベネフィットが上回ると考えてよく、若年男性も含め、全体として、ワクチンの接種体制に直ちに影響を与える程度の重大な懸念は認められないと考えられるとの評価がなされたところであります。今般の新型コロナワクチン接種については、厚労省の審議会の評価を踏まえて、適切に処置してまいります。

以上