防衛大臣臨時記者会見

日時
令和3年6月5日(土)15:50~15:58
場所
大阪大規模接種センター12階
備考
自衛隊大阪大規模接種センター視察後の岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 なし

2 質疑応答

Q:冒頭、お伺いします。この大阪会場、今日視察された率直な感想、ご覧になってどのように受け止められたかという点と、併せて、明後日から大阪会場は2府1県という形で対象が拡大されると思うのですけれども、あらためて大規模接種というこの場所を国として設けたことの意義について、この2点お聞かせください。

A:本日、自衛隊大阪大規模接種センターを初めて視察させていただきました。今日は、大阪センターの運営状況について報告をいただいて、それとともに、ワクチン接種に係る一連の業務を実際に見させていただきました。自衛隊の組織力を十分に発揮して円滑に接種を進めていることを確認できたわけです。また、大阪センターでは、この国際会議場の構造や地積というものを十分活かして、余裕のある形で接種会場の設営をしていただいた。あらためて、この国際会議場を会場にすることができたこと、これは適切であったというふうに考えております。さらに、ワクチン接種にあたっていただいている自衛隊の医官、看護官の皆さん、また、民間看護師、受付や案内を実施している契約の役務業者の皆さん、こうした方々と懇談をさせていただきました。官民が一体となって、高い使命感を持ってですね、このコロナウイルスの蔓延防止に力をいただいていることに敬意を表したいというふうに思います。明後日から、接種対象が大阪府から、京都府と兵庫県、2府1県の65歳以上の方々に拡げられます。防衛省・自衛隊として引き続き、安全かつ効率的に一人でも多くの方に一日でも早く、接種を受けていただけるように、引き続き、全力で取り組んでまいりたいと考えます。

Q:大臣、先ほど懇談をされたというふうにおっしゃられましたけれども、懇談の内容でご紹介できるようなもの、それから大臣からはどのような言葉を現場の方にかけたのでしょうか。

A:懇談で、医官、看護官の方、民間の看護師の方、それからここを請け負ってくれている業者の方、東武トップツアーズの方、そういった方々と懇談をいたしました。私からはまず、立ち上げという短い時間でこの会場を設営していただき、大きなトラブルもなく、順調にスタートを切ることができたことに対しての感謝を申し上げ、さらにこれから2カ月半ほどありますけれども、その間、フルキャパで回せるように引き続き、ご尽力をいただきたいというような話をさせていただいたわけです。その上で、それぞれの医官、看護官の皆さんからですね、これまでのご苦労とか、あるいは順調に回すための知恵ですね、そういったものを何があるかというような話、それから、民間の方々とは、いかに連携を良くして、この会場の運営がスムーズにいくようにつながっているかというようなことについてもいろいろお話をいただいたところです。

Q:この大阪会場では、即日予約が埋まるという状態が続いておりますが、人口比や枠数などを考えても東京よりも早いペースで埋まっているのかなと思うのですけれども、その要因について大臣はどのようにお考えですか。

A:東京の地域、1都3県で高齢者の方が約900万人、それからこの地域、西日本で最も人口が集中している地域で、2府1県で高齢者の方が500万人いるということでございます。そうした状況を踏まえて、東京1万人、大阪5千人という規模感、キャパを設定して動かしているわけですけれども、今、これまで実働ベースで言うと2週間くらい、この間の予約状況で言えば、こちらの大阪の方が早く埋まるというような状況は起こっていると思います。まずはこういう能力をしっかり活かせるように、今後も回していくということ、このことが我々にとってやっていかなければいけないというふうに思っています。その上で、今、自治体の方でも大規模の接種会場の設営が進んでいるところが多いと思います。こちらでもこれまでやってきて、順調な中でもいろいろ苦労していることがあります。そうしたことの知見がいろいろ蓄積していると思いますので、そうしたことをしっかり、自治体の皆さんに上手く伝えることができればというふうに思っています。そういう意味でこの会場に御視察に来ていただけるとか、そういうことは、しっかり対応していきたいというふうに思っています。

以上