本日、5月7日(金)15時28分頃、佐賀県唐津市の加唐島北方約4km付近の海上において、第2掃海隊(佐世保)所属の掃海艇「たかしま」と民間漁船「萬栄丸」が衝突する事故が発生いたしました。
現時点では、両船の乗員にけがはありません。油の流出、浸水もなく、自力航行が可能との報告を受けておりますが、私からは、16時15分に、被害者の有無を確認し、必要があれば救助等の対応に全力をあげること、情報収集を徹底し、状況の把握に努めること、関係機関との連携に万全を期すること、この3点を指示するとともに、関係幹部を招集して状況の報告を受けるとともに、対応方針について協議をいたしました。
防衛省・自衛隊としては、海上保安庁の調査に全面的に協力するとともに、民間漁船との衝突事故を重く受け止め、事故の原因の究明や再発防止に取り組んでまいります。以上です。
Q:事故原因はこれからだと思うんですけれども、現時点で入っている情報の中でですね、何か、その事故原因に繋がるようなものがあるのかということと、今年の2月にもですね、潜水艦の事故があったばかりで、またこうした事故があったことについて、再発防止含め、大臣としてどのようにお考えになっているか、教えていただけますでしょうか。
A:事故の状況については先程私が申し上げたことであります。今、海上自衛隊の中に事故調査委員会を作りまして、その上で、海上保安庁の調査に全面的に協力をする状況であります。
Q:今年2月にも潜水艦の事故があったばかりだと思うんですが、こうしたこと、ちょっと続いているかなということについてはですね、大臣としてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
A:まず、海保の調査に全面的に協力するとともにですね、民間漁船との衝突事故を重く受け止め、事故原因の究明、再発防止に取り組んでまいります。既に海幕長からは、安全航行に努めるように、部隊に指示を出したところであります。
Q:この掃海艇「たかしま」は、当時どのような任務なのか、どういう状況で事故に遭ったんでしょうか。
A:「たかしま」は、佐世保から回航中でありました。内海航行訓練、このために佐世保から横須賀に進出中でありました。それ以上のことは、事故に関係することでありますので、まず海保に全面的に協力しているところでございます。
Q:今、2隻はどういった状況で、今後、どこかに停留される予定とかはあるんでしょうか。
A:まず、現場で海上保安庁の調査を済ませた後に、海上保安庁の指示に従って、海上保安庁の指定する場所に、おそらく港だと思いますけれど、そちらに回航することになっています。
Q:回避行動は当然取られる中での事故だったんでしょうか。
A:その状況についてもですね、今、調査中であります。
Q:見張りの方は。
A:私の方からは差し控えさせていただきたいと思いますけれど、まずは海上保安庁によります調査にですね、全面的に協力してまいりたいと思います。
以上