防衛大臣記者会見

日時
令和3年4月27日(火)08:49~08:59
場所
国会議事堂本館内閣議室前
備考
岸防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

1つ目、英空母打撃群の日本寄港について。現地時間26日、イギリス政府は、空母「クイーン・エリザベス」を中心とする英空母打撃群の日本寄港を発表しました。今般の決定は、日英安全保障・防衛協力関係を一層推進するものであって、わが国として歓迎いたします。今般の英空母打撃群の日本寄港が、長い歴史と伝統を有する日英関係が「新たな段階」に入ったことを示す象徴となるのみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化のための英国の関与と日英の連携を安全保障・防衛面でも示し、地域の平和と安定を促進するものと確信をしております。本年2月の日英「2+2」での成果も踏まえ、日本寄港の機会を捉えた共同訓練の実施など、引き続き英国と緊密に連携してまいります。また、今回の英空母打撃群には、オランダ海軍フリゲートも加わります。同じく日本に寄港すると承知をしています。基本的価値を共有するオランダとの関係を一層発展させるものとして、日本寄港を歓迎するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」に資するものとなるように、オランダとも緊密に連携してまいります。詳細については、じ後、事務方より報告をいたします。コロナであります。前回の会見以降、37名の隊員が新たに感染をいたしました。これで合計は1,381名となります。次は、新型コロナウイルスワクチン接種に係る内閣総理大臣指示についてであります。本日、総理から私に対し、次のご指示がありました。ワクチン接種は新型コロナウイルスの感染対策の決め手となるものであり、全ての皆様に1日も早くワクチンをお届けするべく、政府として全力を挙げて取り組んでまいりました。特に、東京、埼玉県、千葉県及び神奈川県は、全国の高齢者約3,600名(※1)の4分の1にあたる約900万人の方が住まわれ、感染拡大が全国に与える影響も大きい。この地域のワクチン接種を国としても強力に後押しするべく、医官や看護官等による組織的な活動が可能な唯一の国の組織である防衛省・自衛隊により大規模接種センターを5月24日を目標とし3カ月間東京都に設置し、運営してもらいたい。また、同様に人口が集中し感染拡大が顕著である大阪府を中心とする地域を対象として、適切な支援を行ってもらいたい。防衛省は、内閣官房、厚労省、総務省とよく連携をして、実施にあたってもらいたい。防衛省・自衛隊は、わが国の「最後の砦」であり、新型コロナウイルス感染症対策という国家の危機管理上重大な課題に対して、その役割を十分に果たしてもらいたい。総理からのご指示を受け、先般(※2)、私から省内関係幹部に対して、総理からのご指示の内容を伝え、必要な準備を速やかに開始するよう指示をいたしました。本日の国会日程終了後、私と省内関係幹部との間で細部につき協議を行う予定であります。以上です。

2 質疑応答

Q:今、お話にありました新型コロナのワクチンの接種の関連ですけれども、総理からの指示を受けての検討ですが、いつぐらいまでに具体的にどのような体制で臨むかというのは、いつぐらいまでに決めることになるのでしょうか。

A:まずワクチン接種は、コロナ対策の決め手であります。1日も早くワクチンをお届けすべく、取り組んでまいらなければなりません。まずは東京でのこの大規模接種センターを5月24日に立ち上げる、3カ月間設置をすると。それから同様に感染拡大が顕著である大阪府を中心とする地域について、適切な支援を行っていく、こういうことであります。必要な準備をこの後ですね、午後、会議をもちまして協議を行う予定であります。今後、その大規模接種センターの設置・運営について、必要な準備というものを速やかに進めてまいりたいと思います。

Q:その宿題返しというか総理に対する回答というのは、いつぐらいを目途にお考えなのでしょうか。

A:いずれにしても午後に会議をもって、しっかり早期に運営すべくですね、詳細を詰めてまいりたいと思います。

Q:先ほどワクチン接種の件なのですけれども、詳細はこれからということですが、設置する場所は東京と大阪の2カ所という理解でよろしいのかということと、規模感としてですね、これまで派遣はそんなに10人程度だったかと思うのですけれども、例えば2ケタ、3ケタそういうような派遣の規模感になるのか、その2点について教えていただけますでしょうか。

A:まず場所についてですね、東京については5月24日から設置をするということが決まっています。その方向で進めてまいります。大阪についても大阪を中心とする地域での設置について、適切な支援を行ってまいるということであります。それから規模ですか、従来から自衛隊病院でですね、コロナ患者も受入れております。また、通常の地域医療の問題や、あるいは自衛隊自身への医療と、こういったものを行いながらのことですので、人数的にはどうしても制限が出てしまいますが、その中で、できる限りの努力をして、規模を作れるように定足をやってまいりたいと思います。

Q:関連の質問なんですが、今、自衛隊中央病院を始め、自衛隊関連病院が担われているコロナ医療の地域医療ですね、これに関しても、両立していくお考えということでよろしいでしょうか。

A:既に患者も受入れております。地域医療もあります。そうしたことはしっかりやりながらの対応ということで考えていただければと思います。

Q:大臣、関連で、総理からの指示は、ごめんなさい、具体的にいつあったのかということと、省内への指示を具体的にいつ出されたのかということと、それから、大規模接種センターの設置・運営についても防衛省・自衛隊が取り組むということですけれども、これは防衛省・自衛隊が主体的となって取り組むのか、それとも、接種の方を主体的に取り組むのか、その辺はいかがでしょうか。

A:まず、総理からのご指示は、今日の閣議後8時20分頃だったと思います。それから、省内への指示、私からの指示というのは、8時30分頃伝えました。コロナの大規模接種センターの運営についてですけれども、東京はしっかり、まず人を出して、我々で運営をしていくということになると思います。大阪についてはこれからという部分もあります。

Q:防衛省・自衛隊の自衛官を中心として東京のセンターは運営するという、そういう理解でよろしいでしょうか。

A:はい。

Q:大臣、関連して大阪での開設ですけれども、この時期の目途みたいなものっていうのは今ないのでしょうか。

A:これはまた、今日午後にもですね、会議を行いますけれども、できる限り早く調整してまいります。

Q:派遣について規模は、東京と大阪は変わらない程度とみてよろしいでしょうか。

A:それも検討します。東京はいずれにしても、もともと考えておりましたところで、規模としては東京の方が大きいと思いますけれども。

Q:自衛隊の派遣の形式、どういった形式で運営、どういった法的根拠で実施するのでしょうか。

A:自衛隊の医療とですね、自衛隊病院等々変わらない扱いであります。

Q:そうしますと、いわゆる災害派遣でなく、通常の自衛隊中央病院の活動が部外で行われるという理解でよろしいでしょうか。

A:そういうことで。

以上

※1下線部:修正事項(名→万人)

※2下線部:修正事項(先般→先ほど)