防衛大臣臨時記者会見

日時
令和3年2月14日(日)08:30~08:33
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
「福島県沖を震源とする最大震度6強の地震に係る関係幹部会議」後の岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 昨日23時8分頃に発生いたしました福島県沖を震源とする最大震度6強の地震について、23時15分に私から、早急に被害状況を把握できるよう、関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報収集に努めること、被害が発生した場合に備え、万全な準備態勢を確立すること、今後の状況の推移に的確に対応し、災害対応に万全を期すことを内容とする指示をいたしました。陸海空の各自衛隊は航空機約20機により、地震直後から上空からの被害情報の収集や映像伝送を実施するとともに、第20普通科連隊、第22即応機動連隊及び第44普通科連隊の初動対応部隊により地上からも被害情報の収集を実施しており、また、5県55市町村に連絡員を派遣しておりますが、これまでのところ大きな被害の発生は認められておりません。現時点において災害派遣要請は受けておりませんが、引き続き関係省庁や自治体と連携しつつ、万全な準備態勢を確立するとともに、災害派遣を要請された場合には、速やかに対応してまいります。

2 質疑応答

Q:先ほど関係幹部会議を開かれたと思いますが、そこで行われた確認事項や指示、あらためてよろしくお願いします。

A:先ほど8時から私以下、省内の主要幹部を集めて「福島県沖を震源とする最大震度6強の地震に係る関係幹部会議」を開催しました。この会議では、統幕長から自衛隊の活動状況、それから被害情報に係る説明を受けるとともに、航空機等による被害情報の収集を継続し、災害派遣が要請された場合には、陸海空の各自衛隊部隊により速やかに対応していくことを確認しました。

Q:被害の確認状況と、それから自主派遣みたいな形での自衛隊の活動を検討しているところはありますでしょうか。

A:被害の情報自体は先ほども申しましたけれども、これまでのところは大きな被害の発生について認められていないということでございます。引き続き、情報収集活動についてはしっかり進めてまいりたいと思います。

Q:今のところ要請がないということですが、給水支援とか道路啓開について、何か要望みたいなものは、自治体の方で対応できるという話があったのでしょうか。

A:各自治体それぞれ対応されていると思います。直接的に、自衛隊の方に具体的に要請を受けたという状況ではありません。

以上