防衛大臣臨時記者会見

日時
令和3年1月29日(金)17:54~17:59
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
沖縄県における災害派遣に関する岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 沖縄県宮古島市において新型コロナウイルス感染症の拡大が続いている状況を受けまして、本日16時33分、沖縄県知事から陸上自衛隊第15旅団長、これは那覇の部隊ですが、これに対しまして災害派遣要請がございました。これを受けて、PCR検査の実施等、所要の準備が整い次第、陸上自衛隊第15旅団第15後方支援隊(那覇)の看護官等5名からなる医療支援チームを宮古島市内の医療機関等の要支援施設に派遣いたします。医療支援チームは、明日、現地確認等を実施し、明後日から2週間、看護業務等を実施する予定です。防衛省・自衛隊としては、関係省庁や沖縄県をはじめとする関係自治体と緊密に連携いたしまして、支援ニーズに最大限応えられるよう、これまでの活動で得られた経験を活かしつつ、新型コロナウイルスの感染拡大に迅速かつ的確に対処してまいります。

2 質疑応答

Q:自衛隊としても非常に厳しい人員の工面の中での派遣となると思います。人員の工面と自治体の要望をどのようにバランスを取って行こうとお考えでしょうか。

A:これまでも何度か、医療支援チームを派遣したことがあるわけですが、自衛隊としては、地域の医療を担っている自衛隊の病院がございます。防衛医大の病院、そちらの機能をしっかり維持した上で、出せる要員を、今、把握しているところです。そういった状況の中から、地域から要請があった場合に、地域の関係部署と相談しつつ、医療ニーズにしっかり応えられるように、また、厚労省とも連携をとって、最大限応えられるように派遣している、こういう状況であります。

Q:派遣先が医療機関等の要支援施設ということですが、具体的に、病院ということでしょうか。それとも高齢者施設とか、具体的に教えていただけますでしょうか。

A:医療を必要としている施設ということであります。

Q:病院ではない。

A:病院というよりも施設です。

Q:準備ができ次第というお話がありましたけれども、宮古島入りは早ければいつ頃になりそうかというのが1点と、宮古島が感染拡大続いていますけれども、今後、応援態勢拡充するような考えはありますでしょうか。

A:まず要請を受けて、派遣命令が15旅団長から既に出されていると了解しております。その上で、医療支援チームは、明日、現地確認等を実施した上で、明後日から2週間の看護業務等に入るということです。

Q:明日入るという理解でよろしいでしょうか。

A:明日から現地確認を実施いたします。今日から入っているということです。

Q:今後、島の感染状況によってですね、応援態勢を拡充するような考えは現段階でいかがでしょうか。

A:まず、期間については今2週間ということで区切って医療支援をするとこういうことであります。ですから、基本的にはこの2週間でしっかり任務を果たしていくということですけれども、その全体の状況については、今後、状況を見ながらということになってくるのではないかなと思います。

Q:看護官等ということですけれども、准看護師も含むという認識でよろしいですか。

A:そういうことで結構です。

Q:2週間派遣するということですが、期間は明日からなのか明後日からなのかどちらからになるのでしょうか。

A:明後日から。

Q:出せる人員を把握しているとおっしゃられたんですけれども、時期によって変動があるかと思うのですけれども、即応できる看護官ですとか准看護師はどれぐらい規模としていらっしゃるのでしょうか。

A:その時々によってしっかり把握をしていますけれども、細かい数は状況により変わってきますので、今の時点で申し上げることはできないです。

以上