防衛大臣臨時記者会見

日時
令和2年12月17日(木)12:50~12:53
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
令和3年度予算大臣折衝後の岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 先ほど財務大臣から次期戦闘機の開発につきまして、効果的な防衛力整備を実現するために必要な経費で、576億円を令和3年度予算案に計上することを認めていただきました。次期戦闘機開発事業については、わが国防衛にとっての公共財ともいえる航空優勢を確保する上でも、着実に開発を進めていくことが必要不可欠な事業であります。これらの事業を含め、お認めいただいた予算を効果的に活用し、わが国の防衛に万全を期してまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q:大臣として初めての大臣折衝ということになるわけですけれども、実際、おやりになってどのような印象を受けましたか。

A:財務大臣も非常に詳しい方ですので、非常に御理解をいただいておったと思います。今回、御認めいただくに際して、しっかりコスト管理も含めてしっかり考えていただきたいというふうに言われました。

Q:これは満額の回答ということでよろしかったですか。

A:その通りです。

Q:戦闘機の開発については、やはり費用が膨らむのではないかというような懸念もありますけれども、その辺りについてはどのように進めていきたいとお考えでしょうか。

A:これから相当の年数を必要とする事業であります。完成された時にですね、まず、その技術的に陳腐化していないようにすること、その中で様々なコスト管理等々、しっかり管理する必要があると思います。そういった点、これだけではないですけれども、全体的な防衛装備を含めてですね、しっかり進めていきたいと考えております。

Q:関連経費を含めると総額はいくらになるのでしょうか。

A:今年の分の111億円、そして今回、令和3年度としては576億ということでございますけれども、総経費については今後の国際協力のあり方、また、初期段階での戦闘機全体システムの構想に係る検討によって変化をするということですので、現段階ではお話しできる段階にはないというふうに思っております。今後、コスト面も含めて詳細な事業計画を策定していく中で、開発総経費についてもしっかり検討を進めていきたいと思います。

以上