防衛大臣臨時記者会見

日時
令和2年12月8日(火)17:35~17:39
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
北海道における災害派遣に関する岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 北海道において新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を受けて、本日17時00分、北海道知事から陸上自衛隊北部方面総監に対して、新型コロナウイルス市中感染拡大防止のための災害派遣要請があり、これを受理したとの報告を受けました。防衛省・自衛隊は、限られた人数の医官や看護官等によって、自衛隊のみならず地域医療も支える自衛隊病院の機能や、災害を含む各種事態への即応性を維持する必要があります。そのうえで、道内の医療の状況や相対的な深刻度に関する厚生労働省等の評価も踏まえて、北海道に対する応急的な医療支援が必要との判断に至ったことから、早ければ本日中にも、災害派遣により自衛隊の医療支援チームを派遣することとしました。防衛省・自衛隊としては、重症者や死亡者の発生を可能な限り食い止めるという政府全体の方針に引き続き貢献してまいりたいと思っております。

2 質疑応答

Q:北海道の具体的にどの自治体で、どのような支援をするのかお願いします。

A:まず、防衛省・自衛隊としては、限られた人数で、医官や看護官によって、先ほど申し上げましたけれども、自前の自衛隊病院の機能、災害を含む各種事態への即応性を維持をする必要があるわけです。そうしたことを踏まえて、道内の医療の状況や相対的な深刻度に関する評価、厚生労働省による評価、こうしたことを踏まえて、北海道に対する応急的な医療支援が必要と、こういうふうに判断したところであります。北海道の受け入れ態勢が整い次第、早ければ今日中に、陸上自衛隊北部方面隊の看護官等5名からなる医療支援チームを2チーム、旭川市内の病院に派遣いたします。活動内容は、医療機関の看護師等が行っている業務と同様の看護業務を想定しており、具体的には医師の補助、検温、血圧測定、入院患者の看護等になります。防衛省・自衛隊として、全国各自治体の医療情報を幅広く集めている厚生労働省と調整しつつ、重症者や死亡者の発生を限りなく食い止めていくという政府全体としての方針に引き続き貢献してまいります。

Q:本日中に活動を開始するということですが、派遣命令は出したということなのでしょうか。また、派遣命令自体は大臣からの発出なのでしょうか。

A:出しております。方面総監から出しております。その上で、今日中にできれば出すということになっています。

以上