防衛大臣記者会見

動画版

日時
令和2年5月19日 (火) 10:48~11:01
場所
防衛省A棟11階第1省議室
備考
河野防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

先週の金曜日の夜、8時45分から40分間、エスパー国防長官と電話会談を行いました。電話会談はこれで、5回目になりました。新型コロナウイルスの状況、北朝鮮をはじめとするインド太平洋地域、東シナ海、南シナ海を含め、在日米軍に関する諸課題、こうしたことを意見交換しました。

2 質疑応答

Q:冒頭御発言がありました、日米防衛相会談につきまして、4月24日に続いての短いスパンでの開催となりましたけれども、このタイミングとなった理由と日米の防衛大臣が頻繁に意思疎通する意義についてお聞かせください。

A:エスパー長官と直接防衛大臣としてお目に掛かったのが2回、電話会談が5回だと思います。本来なら、シャングリラ・ダイアログをはじめ、色んな場面で直接会って意見交換するチャンスがあったところ、残念ながらシャングリラも流れたということもございますし、このコロナに関する意見交換、あるいは、こうした感染症の対応に国際社会が様々対応しようとしている中での一方的な現状変更の試みといったこともございますので、頻繁にこれからも意見交換をしてまいりたいと思っております。

Q:13日に日米韓の実務者協議がございました。そちらでは3カ国の防衛相会談もテレビ会議で予定している、行われるということも確認されましたけれども、日米韓防衛相会談の見通しについては、エスパー長官とどのような話をされましたでしょうか。

A:シャングリラで日米韓のリアルな防衛大臣会合というのも、これまでやってきただろうと思いますが、今回はシャングリラ・ダイアログそのものが中止になってしまったということもありまして、それならせめてVTCでやろうということになりました。時期については、5月、6月のどこかということかなと思っております。シャングリラの時期近辺ということになろうかと思います。電話は今回で6回目だそうです。失礼しました。

Q:今出ましたVTCテレビ会議ですけれども、日米韓以外で、VTCでやろうという予定はありますでしょうか。

A:電話会談をやっておりますが、バイの電話会談でもVTCという話もございますし、3カ国、4カ国の電話会談、できるならVTCの方が良いのかなと思っております。

Q:今までVTCでやったことはなかったかと思うのですけれども、どういった所とやりたいということは考えていますでしょうか。

A:機材が揃うところで、先方が顔を見てやろうということなら、むしろそれはやっぱり、直接会うところまではいきませんけれども、顔を見て話をする方が、電話の向こうでというよりは色んな表情も分かっていいかなと思います。

Q:大臣、金曜日にですね、緊急事態宣言の解除を受けて、指示を出されたと思うのですけれども、その中で、39県解除されていまして、会合とか宴会とか引き続き出ないようにという要請だったと思うのですけれども、一駐屯地の近くにですね、自衛隊の馴染みの飲食店等が沢山あると思うのです。その中で、休業要請を解除しているところもあると思うのですが、これについて、自衛隊員、自衛官は行ってもよろしいんでしょうか。

A:引き続き、不要不急の外出は差し控えるようにということでございます。第1波は終息しつつございますが、様々な国の例を見てみますと、解除になった後、第2波というところが当然出ております。自衛隊として、感染症対策に関する災害派遣、今も教育支援等、要請がきているところがありますので、自衛隊として、もうしばらく、そのところは緊張感を持って対応していきたいと思います。

Q:関連でもう一点、自衛官、体が資本だと思うのですけれども、訓練等は解除というか、再開する見通しだと思うのですけれども、以前、那覇基地ですね、サッカー等をやって、テレビでも報道されたと思うのですけれども、そういったレクリエーションというか、そういった部分に関して基地内・駐屯地内でやることについては、どのように。

A:そもそも営内に、不要不急の外出ができないという状況の中で、営内の者が営内の中で、スポーツをやることは感染リスクの拡大には繋がらないですので、全く問題ないと思います。

Q:コロナ関連で、今、ロボットですね、消毒剤を自動噴霧してですね、走行するロボットですとか、あるいは遠隔診療システムですとか、色々なIT機器が、今回のコロナを契機に続々と登場しています。今後の話なんですけれども、例えば自衛隊中央病院で活用するとかですね、他にも使い道があると思うのですが、そういったIT機器の活用について、どのようにお考えか。また、仮に積極導入すると操作方法という意味で人材の育成も必要になってくると思うのですが、それをどのようにお考えでしょうか。

A:遠隔診療がコロナ解禁に繋がったということもありますので、色んな新たしい技術の導入というのは、考えられると思います。自衛隊中央病院がどのように考えられているのか、ちょっとそこまで私把握していません。中央病院にお聞きいただければと思います。

Q:二点お伺いしたいんですけれども、ゴールデンウイーク等ですね、大臣、特に外にも行けず、シャングリラも流れたという一方で、これまでかなりの数の電話会談をやってらっしゃると思うのですが、こうしたものは、通常この時期やっているもの以上に会談を重ねていると思うのですけれども、今後も続けていくお考えはあるのか、また、そうだとするならば、どういう思いからなのでしょうか。

A:当然にこういう状況でございますから、色んな国との防衛協力・防衛交流というのは、必要だと思っております。これはまず、コロナと関係なく、やっていかなければいけないことだと思います。それから、お陰様で自衛隊の活動、あるいは中央病院の様々な症例の分析、そうしたことを共有したことによって、いろんな国が興味を持ってくれているという所はありますので、いわば知見の共有の後押しをする、そういうことでコロナ絡みということはいろいろあるのだと思います。それからやはり、こういう中で、一方的な現状の変更を図っている国があるということで、非常に「自由で開かれたインド太平洋」、そうした思いを共有する国の中で、やはり今ポストコロナを見据えて、意見交換をしていこうという風潮はあるんだろうと思います。各国の国防大臣、防衛大臣を見ていると、それぞれ様々な国と電話会談をやられているということもございますので、国際会議がリアルでなくなった分、電話会談、VTC、その他で埋め合わせをしようというのは、日本だけではなく、色んな国が行っているのではないかと思います。

Q:隣国といった場合、韓国とは今後、日米韓というチャンスがあると思いますが、中国とはこれまで大臣、何度も一方的な現状変更という言葉や、自由主義と権威主義といった発言をしてらっしゃいますけれども、中国と電話で、あるいは何らかの形で話をしようというお考えはあるのでしょうか。

A:機会があればやりたいと思います。

Q:何か調整に入っているということではない、という理解でよろしいでしょうか。

A:(うなずく。)

Q:沖縄の普天間基地について伺います。防衛省が申請した設計変更に関して、沖縄県が、先日、審査に係る期間が163日から223日という見通しを示しました。標準処理期間は44日ですが、かなり大幅な超過となりますが、それについて印象を伺えればと思います。

A:沖縄県が適切に対応されることと思います。

Q:関連です。仮に、163日から223日かかったとして、仮に不承認となれば、その後どういう手段を考えてらっしゃるか、現時点でお願いします。

A:沖縄県が適切に対応されることと思います。

以上