防衛大臣臨時記者会見

日時
令和2年3月2日(月)18:25~18:32
場所
参議院別館3階防衛省政府控室
備考
北朝鮮による発射事案後の河野防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今、直近で行われました、大分県知事との話し合いですが、大臣からはどのようなお言葉を返されたのでしょうか。

A:大分県知事から要請書をいただきました。沖縄の実弾射撃訓練の移転を大分県は受け入れていただいておりまして、我々は感謝しているところですが、今回の在日米軍の訓練の中で、8時以降の実弾発射訓練というのが5日間行われたということもございますので、御地元に大変申し訳ないと思うことと、これは在日米軍と我々がしっかり話をして、今後の対応と再発防止をしなければならないと思いますので、日米合同委員会でしっかり取り上げていきたいと思っております。

Q:知事の理解は得られたという感触でしょうか。

A:そこは、しっかりと我々が対応していきたいと思います。

Q:北朝鮮の飛翔体ですが、昼過ぎの一報以降のアップデートされた情報をお願いします。

A:現時点での総合的な情報を勘案しますと、12時40分頃、北朝鮮東部ウォンサンから北東の方向に2発発射されたということでございます。弾種、距離、その他については現在分析を進めているところです。

Q:副大臣の在京待機に係るホテルの確保の話ですが、大臣の方から就任後に副大臣に対して、そのやり方においては疑問がある、問題があるという認識で指示をされたというふうな情報があるのですが、事実関係どのようになっていますでしょうか。

A:副大臣、かつて前回の副大臣時代に、在京当番のときに、東京に宿舎がないということで、在京緊急事態に当たるということで、ホテルに宿泊をしていたということでございます。今回、私の副大臣をやっていただくに当たり、議員宿舎があるのだから議員宿舎に入れと命じまして、青山宿舎に入りました。前回の記者会見でそれがまだ続いているような進行形の御質問でしたので、私もちょっと驚きましたが、青山宿舎からしっかりとこの在京当番を務めているということでございます。

Q:在京当番になるに当たって、宿舎を確保することは当然のことだと思いますが、副大臣はなぜそれまで宿舎に入らなかったのか、説明はあったのでしょうか。

A:そこは副大臣の個人的なポリシーだということもあるかと思いますので、正確なところは副大臣にお尋ねいただきたいと思いますが、私の副大臣をやっていただくに当たり、議員宿舎できちんと必要なときに待機をするということを命じましたので、現在はそうやっていただいております。

Q:今の関係で伺いますが、大臣から指示をされた理由を教えてください。

A:衆議院議員は議員宿舎に入れますので、それはやはり都内で宿舎が必要な在京当番をやるに当たって、きちんと宿舎に入るというのが筋だと私は思います。

Q:過去の公費負担については適切だったとお考えですか。

A:かつて宿舎がないときにホテルへ泊まっていたということでございます。過去のことについてはあれでございますが、少なくとも私の副大臣をやっていただくに当たっては、議員宿舎から在京当番をしっかりやっていただきたいと思っております。

Q:今回は10万円の公費負担ということですが、これは返還させるおつもりとかございますでしょうか。

A:それは私が指示する前でございましたので、そこはそのままだろうと思います。

Q:北朝鮮ですけれども、今後どのように防衛省として対応していこうとお考えでしょうか。

A:今回の発射は、わが国としても国際社会としても、到底看過できるものではございません。国際社会でやはりきちんと団結して、国連の安保理決議を北朝鮮が守るように働きかけを強めていく必要があると思います。現時点でも、様々な国の連携の下、瀬取り対応といったことをやっております。こうしたことをしっかり強めてまいりたいと思います。

Q:北朝鮮の飛翔体の発射は、昨年の11月以来かと思いますが、今回の発射の意図や狙いはどのように分析されていますでしょうか。

A:まだそこまで分析の情報が上がってきておりません。そこはしっかりと確認したいと思いますし、おそらく北朝鮮もコロナウイルスの事態というのは起きているのだろうと予想しております。そうした中で、なぜこうしたことが行われたかということをしっかりと分析していきたいと思います。

Q:関連で、今コロナウイルスに各国が対応している中で、このタイミングでの発射についていかがでしょうか。

A:どういう意図でやったのかということは、これから分析をしっかりやってまいりたいと思います。

Q:弾道ミサイルかどうか、新型ミサイルかどうか、その可能性についてはどうでしょうか。

A:弾道、距離、その他については分析をしているところです。

Q:これまで比較的早い段階で、ミサイルと断言したリリースを出されていますが、今回、分析に時間がかかっている理由は何かあるのでしょうか。

A:分析をしているところだと思います。

Q:大分県知事との会談の関連ですが、地方自治体と九州防衛局との確認書、これを日米合同委員会での日米合意の内容に上げていく、中身の見直しを行うという御意向でしょうか。

A:これから米側としっかり協議をしてまいりたいと思います。

以上