防衛大臣臨時記者会見

日時
令和2年2月16日(日)01:25~01:28(日本時間)
場所
ソフィテルホテル記者会見室
備考
河野大臣ミュンヘン安全保障会議出席後臨時会見

1 発表事項

 今般のミュンヘン安全保障会議は、私としては3年連続ですが、日本の防衛大臣としては10年ぶりの参加です。非常に限られた時間でしたので、バイ会談に専念しましたが、主催国ドイツをはじめ、ウクライナ、カナダ、フランスの国防大臣、EU上級代表、NATO事務総長と会談を行いました。双方の防衛政策、二国間の防衛協力、防衛交流、地域情勢等について、それぞれ幅広い、忌憚のない意見交換をできたと思います。ハイレベルの対話を通じて、「自由で開かれたインド太平洋ビジョン」の実現に向けて、突っ込んだ話し合いができたことは、大変有意義であったと思います。

2 質疑応答

Q:ウクライナとの会談は、大臣が防衛相になられてから初めての会談で、ウクライナはロシアとのサイバー戦を経ている状況ですが、今後の防衛協力をどのように進めていかれるのか、又、会談の中で、ウクライナからはどのような防衛協力を求めたいという話があったのか、具体的な話があれば教えてください。

A:ウクライナとは、史上初めての防衛相会談ということで驚いておりますが、2018年に防衛協力の覚書を結んでおりますので、その覚書に沿った形で防衛協力をやっていきたいと思います。サイバーを含め、いろいろな分野で交流ができるのではないかと思いますので、今後、しっかりと詰めていきたいと思います。

Q:日仏防衛相会談ですが、中東派遣について、意見交換があったのでしょうか。あったのであれば、情報交換を両国で行う予定はあるのでしょうか。

A:私から日本の中東派遣の状況について、最新の状況を御説明いたしました。フランスはオランダ及びデンマーク等とともに、ヨーロッパのイニシアチブ、アブダビに本拠を置いて行動をするということです。我々は日本として独立したイニシアチブということで、日本の船舶の航行の安全に資することがあれば、フランスあるいはヨーロッパとコミュニケーションをしっかりと、とっていきたいと思います。

以上