防衛大臣記者会見

日時
令和元年11月29日(金)08:35~08:41
場所
国会本館内閣議室前
備考
河野防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 本日から、12月1日(日)の日程で、インドのデリーを訪問し、明日、茂木外務大臣とともに、日印外務・防衛閣僚会合、いわゆる日印「2+2」を行います。また、日印防衛大臣会談も行う予定です。インドとの間では、「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」を構築し、首脳会談で「2+2」を立ち上げるという合意が行われたところで、それに基づいた、第1回目の「2+2」になります。安全保障分野でも、インドとの間で協力関係を更に進展させてまいりたいと思います。また、先般に続きまして、シン国防大臣と防衛大臣会談を行っていきたいと思います。昨日の北朝鮮の弾道ミサイルにつきまして、8月24日、9月10日及び10月31日に発射されたものと同系統の固体燃料推進方式の短距離弾道ミサイルであると推定をいたします。発射地点の詳細につきましては、北朝鮮東岸の連浦(ヨンポ)付近で、2発の発射間隔が1分未満であったと推定をしているところです。本日、岩田大臣政務官が、山口県庁及び岩国市役所を訪問し、関係自治体の皆様に対して、昨年12月の岩国飛行場所属機による事故に関する調査報告書において、初めて言及がありました、規律違反の横行の実態、その是正措置、沖縄本島沖での事故等について、より具体的に内容を確認したことから、改めて、説明を行う予定であります。今回、改めて、確認した内容として、米側としても、高知県沖の事故あるいは沖縄県沖の事故について、大変深刻、かつ、重く受け止めており、一層の安全な運用の確保、厳格な規律の維持を図るため、各種の調査あるいは教育の是正措置を講ずるとしております。防衛省としても、米側の是正措置が徹底されているかについて、継続的に確認を行うとともに、引き続き、アメリカに対し、米軍機の運用に当たっては、安全面に最大限に配慮し、厳格な隊員教育により、規律が維持され、事故がない安全な運用が確保されるよう求めていきたいと思っております。

2 質疑応答

Q:北朝鮮に関してですが、1分未満の発射間隔については、金正恩氏は同時発射能力を高めると言っていますが、そこはどういうふうに見てらっしゃいますでしょうか。

A:おそらく、飽和攻撃等に必要な連続発射の技術の向上を図ったものと考えておりまして、わが国及び国際社会に対する深刻な懸念をもたらすものと思っております。

Q:脅威が上がっているのかどうか。それに対して、防衛省・自衛隊として、どのように対応していくとお考えですか。

A:脅威は上がってきていると認識しています。総合ミサイル防衛能力をしっかりと整備をしてまいりたいと思っています。

Q:「2+2」でインドに行かれますが、この11月だけでも3回目の外遊、ハイペースだと思いますが、実際に現地に行かれてどういうことをされるのか、外遊の狙いをお願いします。

A:インドとは、陸海空それぞれの自衛隊が共同訓練等を実施し、防衛協力が非常に進んでおります。そういう中で、この「2+2」というのは更にこの協力関係を深める大きな一歩となると思っております。現地では、部隊視察等も行っていきたいと思います。

Q:外遊が今月で3回目ですが、実際に海外に行かれる狙いをお願いします。

A:今回は初の「2+2」ということで、首脳会談での合意に基づく「2+2」を立ち上げるということ。先般はADMMプラス、これはASEANの国防大臣会合プラスということで、ビエンチャン・ビジョンのバージョンアップを発表させていただきました。また、マナーマ対話は、日本が自衛隊のアセットの中東派遣を検討している中で、関係国との意見交換というのがしっかりできた、また、CTF151の司令部において、来年、日本から司令官を出しますので、そうした意見交換がしっかりできたと思います。

Q:従来の防衛大臣よりも回数が多いかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

A:自衛隊は、今度の防衛大綱でも国際的な防衛協力をしっかり進めていくことをうたってまいりましたので、統幕長以下、陸海空の幕僚長にも、しっかりと海外へ出て、この防衛協力を進めるように指示をしているところであります。

Q:昨日、菅官房長官が大臣の積極的な外交姿勢について、新しいタイプの防衛大臣だと評価をされていましたが、どういうふうに受け止めますか。

A:防衛協力を進めていくということを、防衛大綱でうたっておりますから、やはり自衛隊・防衛省の活動も新しい時代になってきたと思います。

Q:防衛大臣として、国を空けてしまうことについての不安があると思いますが、それに対しては、どのように対処していますでしょうか。

A:大臣がいなければ対応できないような、不安定な危機管理ではありません。

以上