防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年11月18日(月)16:00~16:07(日本時間)
場所
Anantara Riverside Bangkok 2階 263
備考
河野大臣タイ訪問(日米防衛相会談後臨時会見)

1 発表事項

 昨日の残りから申し上げると、昨日、ロレンザーナ・フィリピン国防大臣、セイン・ウィン・ミャンマー国防大臣、シンガポールのウン国防大臣とそれぞれ防衛大臣会談を行いました。2国間の防衛協力並びに地域情勢について意見交換をしました。今朝方、エスパー米国防長官と日米防衛大臣会談を実施いたしました。エスパー長官とはこれまで2回電話会談をやっておりますが、お目にかかるのは今回が初めてで、このADMMプラスの機会を利用して、初めて防衛大臣会談を行いました。会談では日米同盟の強化に向けた議論をしっかり行うことができたと思っております。北朝鮮問題につきましては、最近の北朝鮮による弾道ミサイルの発射が地域の安全保障にとって重大な脅威となること、引き続き、国連安保理の決議の完全な履行に向けてしっかりと行動することの重要性について確認をしました。また、東シナ海・南シナ海に関して、力を背景とした一方的な現状の変更については認められないと、法の支配、航行の自由、こうした国際的にも定着しているルールに関して、しっかりと協力していくことの重要性を再確認しました。日米の防衛協力につきましては、両国の戦略は非常に整合が取れていると思いますが、これを具体化するため、引き続き緊密に連携し、新たな領域における協力の推進も含め、日米同盟の抑止力・対処力の一層の向上に引き続き取り組んでいくことで一致しました。自由で開かれたインド太平洋を維持・強化していくため、日米が基軸となって共同訓練あるいは能力構築支援の実施、多様なパートナーとの協力、こうしたことの重要性を確認しました。在日米軍の即応性維持の重要性を確認すると同時に、そのためにも地元の理解・協力が不可欠であるとの認識の下、しっかりと日米で協力をしていくことを確認しました。非常に意義のある議論ができ、忌憚のない意見交換を通じて日米当局間の信頼関係を更に深めることができたのではないかと思います。

2 質疑応答

Q:日米についてお伺いします。会談の最後で記念撮影の際、エスパー長官からGSOMIAについて意見交換したなどとありましたが、具体的にどういったやり取りがあったのか、紹介できる範囲でお願いします。

A:先方の御発言を私から申し上げるのは差し控えたいと思いますが、こうした北朝鮮情勢を見るに連れ、日米韓の連携の強化が必要だという認識は一致しているということです。

Q:在日米軍についてお伺いしますが、大臣の方から地元の影響が最小限になるように要請されたと思いますが、その際にエスパー長官から再発防止や情報共有についても今後更に進めていくということで一致したのでしょうか。

A:在日米軍のこれまでの様々なパラシュート降下訓練の問題、あるいは、様々な先般の模擬弾を含む落下の問題、あるいは、先日の海兵隊の規律の乱れといったことに関するレポートの話、具体的に様々な問題を取り上げてこうしたことが是正される必要性というのは、お互い共有できたと思っております。デービッドソンインド太平洋軍司令官、あるいは、ミリー統合参謀本部議長からもエスパー長官には様々な話がインプットされているようですので、今後、緊密に連携しながら、この在日米軍に対する地元の御支援・御理解を一層強められるよう、日米双方で努力していきたいと思います。

Q:韓国についてお伺いします。GSOMIAが今週末に切れるという中で、今回、会談を初めてされました。この2日間で日米、日米韓も含めて北朝鮮に対する連携が更に深まったと、GSOMIAがなくても今後連携して強化していけると大臣はお考えでしょうか。

A:日米韓あるいは日米、日韓の連携が重要だという認識は3人とも共有していると思います。

Q:中東派遣について、日米で意見交換はされたのでしょうか。

A:今、検討しているということは申し上げました。

Q:情報交換の在り方ですとか、そういうことについては何かありましたでしょうか。

A:まだそこまでは言っておりません。

Q:在日米軍に関して申し入れた点について、エスパー長官からはどういった反応があったのでしょうか。

A:先方の発言を私から申し上げることは差し控えたいと思います。

Q:どのようなかたちで認識が一致したと理解すればいいのでしょうか。先方の発言がないのでフェアじゃないかと思うのですが。先方の態度あるいは御発言そのものでなくても、どういった趣旨のお話をされたかというのをご紹介いただけませんでしょうか。

A:しっかりと連携していこうという趣旨の話をしました。

Q:GSOMIAの関連ですが、日米、日米韓の連携が重要ということで認識していると思うのですが、GSOMIAの更新があってもなくても、この連携を一致しているのでしょうか。

A:その通りです。

Q:中東関連なのですが、情報交換のあり方までは議論にいっていないということですが、日米で今後、自衛隊派遣をした場合に、どのような連携が重要になってくるとお考えでしょうか。

A:まだ自衛隊をどのように派遣するか検討しているところですので、その後の段階になると思います。

Q:中東派遣について、御説明されたことに対して、エスパー長官からどのような具体的な発言、反応があったのでしょうか。

A:先方の発言を私から申し上げるのは差し控えます。

以上