防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年11月17日(日)17:40~17:47(日本時間)
場所
Anantara Riverside Bangkok 2階 263
備考
河野大臣タイ訪問(日印、日ASEAN、日米韓、日NZ防衛相会談後臨時会見)

1 発表事項

 先ほど、ASEANの国防担当大臣とお会いし、実践的な日ASEAN協力に向けた意見交換を行うとともに、2016年に発表した日ASEAN防衛協力の指針「ビエンチャン・ビジョン」のアップデート版である「ビエンチャン・ビジョン2.0」を新たに発表しました。ASEANの国防大臣からは歓迎いただきました。また、ラージナート・シン・インド国防大臣と日印防衛大臣会談を、ロン・マーク・ニュージーランド国防大臣と日NZ防衛大臣会談をそれぞれ行って、二国間の防衛協力・地域情勢等について議論をしました。また、先ほど、エスパー米国防長官、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防部長官と日米韓の防衛大臣会談を行い、北朝鮮を含む安全保障上の課題について協議するとともに、日米韓3カ国の防衛協力を促進させるための方策について議論をしました。北朝鮮情勢については、最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射について意見を交換し、防衛当局として引き続き警戒することを確認しました。また、瀬取り対応のための国際協力を含む、北朝鮮に関連する国連安保理決議の完全な履行のため、国際社会と連携していくことでも一致しました。更には、北朝鮮の完全な非核化や弾道ミサイルの放棄を検証可能かつ不可逆的な方法で求める全ての関連する国連安保理決議に従って、北朝鮮が国際的な義務を順守する、こういった国際社会の共通目標を再確認しました。今回の会談を通じて、北朝鮮問題で忌憚のない意見交換ができたことは、非常に有意義だと思いますし、日米韓3カ国の重要性を再確認したことは良かったと思います。今後とも3カ国での防衛協力を推進していきたいと思います。

2 質疑応答

Q:先ほど、共同声明が発出されて3カ国の情報共有を促進していく、ということで一致したとなっていますが、この情報共有とは具体的にどういったものになるのでしょうか。

A:情報を共有することです。

Q:それには、GSOMIAも係わってきているのでしょうか。

A:様々な方法があろうかと思います。

Q:共同声明の中に、GSOMIAに関しての記述がなかったのですが、これはどういった意図で、出していないのでしょうか。

A:今回は日米韓3カ国の会談ですから、3カ国のことを共同声明に書いたということだと思います。

Q:具体的に3カ国の会談の中で、GSOMIAについての協議、話し合いというのは具体的にあったのでしょうか。

A:日米韓の連携を、防衛当局間での連携を、しっかりと維持・強化していくことが重要だと、そういう認識は一致していると思います。

Q:防衛協力の促進には、GSOMIAが不可欠だと思いますが、その点について大臣はどう思われますか。

A:日米韓の連携が重要であるという認識のもとで、韓国側に対して賢明な、それに向けた対応が必要だということを申し上げました。

Q:この会談でということですか。

A:日米韓の。

Q:今日の日韓、あるいは日米韓の中で河野大臣の方からGSOMIAが破棄された場合、北朝鮮を利するであるとか、そういったリスクというか、破棄された場合の想定について何か発言はされたのでしょうか。

A:日韓の連携、あるいは日米韓の連携のために、韓国側が賢明な措置をとる必要があるということは申し上げました。

Q:賢明な措置を具体的にとらないとどうなるかというところまではお話されたのでしょうか。

A:これ以上は、差し控えます。

Q:確認ですが、日米韓の会談なのですがGSOMIAについて、日米からは再考というか賢明な対応を促したのに対して、韓国側からは従前の立場の表明というか考えを表したということにとどまったという理解でよろしいでしょうか。

A:違います。韓国側に、韓国側が日米韓の連携が必要だという認識が一致しているのであるならば、韓国側が賢明な対応をとる必要がある、そういうことを申し上げました。

Q:日米から。

A:私から。

Q:アメリカ側のエスパー長官からも再考を促すような言葉はあったのでしょうか。

A:他の参加者の発言を、私が申し上げることは差し控えます。

Q:INF全廃条約失効後のアジア情勢について、何か意見交換はありましたでしょうか。

A:今後のINFについての話は、若干ありました。

Q:かねて、エスパー国防長官は、新型精密誘導中距離ミサイルをアジア同盟国に配備したいということを表明していますが、こういった話もあったのでしょうか。

A:ありません。

Q:日韓の中で、徴用工問題の判決についての何か話というのは、大臣からされたり向こうからされたりといのうはあったのでしょうか。

A:ありません。

Q:韓国側は冒頭で未来志向の韓日関係ということを言及されていますが、これは具体的にどういうことをお話されたのでしょうか。

A:韓国側の発言を、私から申し上げるのは差し控えます。

Q:日韓・日米韓それぞれ終わったわけですが、大臣からご覧になってGSOMIAに関して何か前向きな兆候というか雰囲気は感じ取れたのでしょうか。それともこれまでと変わりないとか。

A:雰囲気をどうとるかは人ぞれぞれだと思いますから、私から雰囲気を申し上げるのは適切でないと思います。

Q:前向きな成果という点ではどうでしょうか。そういうものは今回あったのでしょうか。GSOMIAに関して。

A:前向きな成果とは。

Q:日本側からすれば延長について。

A:別に日本側から延長について、とやかく申し上げておりません。日韓・日米韓の連携のために韓国側が賢明な措置をとる必要があるということを申し上げただけです。

Q:今後のINFについては、どういったお話をされたのでしょうか。

A:内容については、差し控えます。

以上