防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年10月31日(木)19:04~19:08
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
北朝鮮弾道ミサイル発射に関する河野防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 今日の午後4時35分頃、北朝鮮西部から東に向けて2発の短距離弾道ミサイルが発射されたと判断しております。距離は350km~400kmの間ぐらい、高さが100kmぐらいと見ているところであります。それを受けまして、情報収集、警戒監視に万全を期すよう指示をいたしました。2発とも、わが国のEEZに達するということはありませんでしたが、付近を航行する飛行機、船舶をはじめ、危害が及びかねないものでもありますし、安保理決議に違反をしている極めて問題の大きい発射であることに何ら変わりがありません。わが国として、しっかりとした対応をしたいと思っております。

2 質疑応答

Q:前回はSLBM型のミサイルの発射実験を行っておりますが、今回は地上からなのか、海上からなのか発射地点について何か情報はございますか。

A:北朝鮮の西側から東に向けて撃たれた短距離弾道ミサイルという判断をしております。

Q:今日、米軍のデービッドソン司令官と会談をされたと思うのですが、前回からの課題となっております嘉手納基地でのパラシュート降下訓練について、抗議をされたのかについてお伺いしたいです。

A:デービッドソンインド太平洋軍司令官がいらっしゃいましたので、この北朝鮮のミサイル発射、あるいはパラシュート降下訓練をはじめとする様々なことについて、意見交換をさせていただきました。

Q:パラシュート訓練が強行されたことに対する抗議はされたのでしょうか。

A:抗議と言いますか、私の方から米軍の即応性を維持しながら日米同盟を強化していくために、地元の理解が必要だ、ということを申し上げました。司令官も、そうした事情もよく理解をされていると私は思っております。

Q:北朝鮮のミサイルについてですが、安倍総理、官邸で記者団に対して、警戒監視を強める必要があるというようなお話をされているのですが、具体的にどういうふうに、警戒監視を高めていくか教えてください。

A:わが方の運用について、対外的に申し上げるのは差し控えたいと思います。

Q:米朝プロセスが進む中でのこうした北朝鮮のミサイル発射なのですが、狙
いとか意図については、どのように分析されていますでしょうか。

A:北朝鮮の意図については、様々な分析がありますが、今年に入って非常に多い北朝鮮のミサイル発射、これは北朝鮮が新たなミサイルの発射技術を獲得することに繋がってきているというふうに思います。わが国として、非常に問題のある状況というふうに考えているところであります。

Q:先ほど司令官もよく理解していると思うと、パラシュート降下訓練について御発言があったのですが、司令官からは今後のパラシュート降下訓練の運用について、どういう考えが示されたのかその点をお願いします。

A:先方の発言を私が申し上げるのは差し控えたいと思います。

Q:今回の発射は飛距離はともかくですね、これまでに発射された中で、イスカンデル型に酷似したような変則的な軌道のものもありましたが、今回、そういった軌道は確認をされているのでしょうか。

A:弾道ミサイルというふうに判断していいのではないかと思っています。

以上