防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年10月29日(火)20:34~20:40
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
嘉手納飛行場における在日米軍パラシュート降下訓練に関する河野防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 今日の午後6時40分から、嘉手納で米軍のパラシュート降下訓練が行われました。SACOの合意では、パラシュートの降下訓練は伊江島で行われるものとされており、例外的な場合にのみ、嘉手納で行うこととされております。今回の場合は、例外的と言えるような状況の説明が米側からは全くなく、また、悪い天候が何度も続いて、何度も訓練が遅れるということがあれば、それは御相談をすることになるかと思いますが、天候は例外事由には当たらない状況の中、極めて日米同盟の維持・強化に反するような事案と言わざるを得ないと思います。この日米同盟を維持・強化していくためには、地元の御理解が不可欠であり、それが一番のベースであるはずです。私は防衛大臣として、東アジアの安全保障環境を見た中で、日米同盟を強化していくことが何よりも必要だと思い、その旨をアメリカ側にもしっかりと伝えてきました。在日米軍のシュナイダー司令官あるいはクラーディ四軍調整官に、地元の理解が必要だということを申し上げ、御理解をいただいていたはずであるにもかかわらず、このような事態になってしまったことは、沖縄の皆様に大変申し訳なく思っておりますし、これは東京とワシントンの間できちんと話をしなければいけない事態が起きていると言わざるを得ないと思います。インド太平洋軍の司令官も近々来日されますし、バンコクでエスパー国防長官とお目にかかる予定もございますので、きちんと、この問題について話し合いをしていきたいと思っております。

2 質疑応答

Q:大臣、先ほど会見でアメリカ側に色々メッセージを伝える努力をされたとのことですが、何かアメリカ側から返答みたいなものはあったのでしょうか。

A:ワシントンと今、局長レベルの電話会談を再開するように話をしているところであります。

Q:これからですか。

A:これからです。

Q:そこで何か抗議みたいなものを伝えるということですか。日本政府の立場として、具体的に。

A:日本政府の考え方というのは既に伝えてありますので、今後、このようなことが繰り返されないようにどうするかということをきちんと話し合いをしていきたいと思います。

Q:今日、大臣会見の中で日米同盟の維持のためには地元の理解が必要だということで、今回の訓練についてはかなり強いメッセージを出していたように思うのですが、結果として、それが守られないかたちで訓練を行われたことについて、改めて、どのように思われていますでしょうか。

A:一部の部隊の指揮官が、こうした地元の理解の必要性を理解できないのであるならば、その上部機関にきちんと話をするしかないと思っております。

Q:伊江島で行われたパラシュート降下訓練で、訓練の敷地外に出て警察沙汰になったという事案があるのですが、これについて米軍に抗議なりはされたのでしょうか。

A:情報は、今、しっかりと取るようにしております。米側には、きちんと安全管理はしていただきたいと思っております。

Q:改めてお伝えしたということでしょうか。

A:今、情報を取っているところです。

Q:伊江島で本来訓練すべきものを、嘉手納でやったと。天候にかかわらず、今日、伊江島と嘉手納の両方で訓練が行われている訳ですが、それについての受け止めはいかがでしょうか。

A:本来、伊江島でやられるべきものですから、当然、伊江島でやっていただかなければいけないと思います。何が例外事由に当たるかという説明もなく、こうして嘉手納で行われたということは、同盟に影響を与えかねない、大変遺憾な出来事だと思っております。

Q:在日米軍がツイートで、2国間協定に基づいて行われたと言っていますが、日本側としてはあくまでもSACO合意違反とお考えでしょうか。

A:当然です。

Q:在日米軍司令部のツイートなのですが、内容に例外というトーンが全く出ていませんが、日米間で例外の認識について、何か、かい離があるかどうか、その辺りの受け止めはいかがでしょうか。

A:きちんと米側に、そこを理解してもらわなければいけないと思っています。

以上