防衛大臣記者会見

日時
令和元年10月8日(火)17:13~17:26
場所
防衛記者会会見室
備考
河野防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 9月27日にお伝えしたとおり、航空自衛隊が、明日10月9日に、東京臨海広域防災公園を展開先として、PAC-3機動展開訓練を実施します。この訓練の実施は、弾道ミサイル対処に関する戦術技量の向上を図るとともに、自衛隊の即応態勢を示すことで、国民の皆様に安全・安心感を持っていただくことを目的としております。一般の施設を展開先として、機動展開訓練を実施する機会は、自衛隊にとって非常に貴重でありますので、私も明日の訓練を視察いたします。防衛省としては、いかなる事態にも対応できるよう、必要な訓練を実施していく考えであり、PAC-3機動展開訓練についても、引き続き、全国的に実施していきたいと思っております。

2 質疑応答

Q:5日にスウェーデンで行われた米朝実務者協議について伺います。協議の後、北朝鮮側は「協議は決裂した」と主張する一方で、アメリカ側は「北朝鮮の主張は事実を反映していない」と反論した上で、2週間後の再協議に意欲を示しています。双方の見解が異なっている状況ですが、今回の協議について、大臣の受け止めをお願いします。

A:アメリカ側から説明をいただいているところではありますが、外務省のアジア大洋州局長が詳細な説明並びに今後の対応について、ブリーフを受けることになっていると思いますので、まず、それをしっかり聞きたいと思っております。北朝鮮で核ミサイルのCVIDをしっかり進めていただきたいと思っております。日本としては、米朝プロセスをしっかり後押しをしていきたいと思います。

Q:北朝鮮は協議の後、ICBMの発射や核実験の再開にも言及しています。これは、アメリカ側から更なる譲歩を引き出すための駆け引きだという見方もありますが、大臣としてこの北朝鮮側の発言・言動をどのように捉えているかをお願いします。

A:短距離のミサイルであっても、安保理決議に違反をしている訳ですから、北朝鮮としては、安保理決議に違反をする状況をつくらず、また、国際社会としては、安保理決議に則った経済制裁をしっかりと北朝鮮のCVID達成までやっていけるように、引き続き、連携をしていきたいと思います。

Q:10月2日の北朝鮮による弾道ミサイルの発射について伺います。4日に開かれた自民党の部会では、防衛省側が今回のSLBMの発射は、潜水艦からではなく、海中の発射装置から発射された可能性が高いと説明したようですが、この点も含めた最新の分析状況を教えてください。

A:水中の発射装置のようなものからの発射の可能性もある、という説明をしたのではないかと思います。前回申し上げた以上に申し上げられることは、分析途上でございますので、今の時点ではありません。

Q:2日にSLBMと見られる弾道ミサイルが発射される中で、明日、PAC-3の訓練を視察されるということで、視察のねらい等あれば教えてください。

A:自衛隊として、様々な場所でこうした機動展開ができるというのは非常に大事な機会だと思っております。この場所が、何かいざというときに展開先になると決まっている訳ではございませんが、自治体と協議の上、こういう訓練ができることになりましたので、そこはしっかりやりたいと思っております。いずれにしろ、あらゆる脅威に対応できるようにしっかりと準備訓練を整えていきたいと思っております。

Q:沖縄の宮古島保良地区で昨日から弾薬庫の工事が始まりましたけれども、弾薬庫を巡っては、防衛省の説明は不十分だったということで反発がありまして、今回のケースでも反対する市民が現場で抗議をしておりますけれども、その中でどのように工事を進めていくのか、現時点でのお考えをお聞かせください。

A:しっかりと御説明をさせていただいてきているところでございます。南西諸島の安全保障環境を見れば、やはり必要な警備隊部隊の展開というのは必要でございますので、しっかりと工事を進め、この南西諸島の守りをきちんとできるようにしてまいりたいと思います。

Q:これまでの計画の中で、誘導弾などの説明が不十分だったということで、装備が島の外に運ばれている現状もあると思いますが、その辺りのご認識はいかがでしょうか。

A:緊急時には、当然に弾薬をもって対応できるような態勢をとるということになると思いますが、それまでの間は、然るべきところでしっかりと保管をすることになろうかと思います。

Q:韓国の報道によると、先月の24日に、防衛省の国際政策課長が韓国側に日韓の軍事協議を再開したいと打診をしたと出ておりますが、この事実関係をお願いします。

A:日付が分かりません。

Q:先月の24日です。観艦式に関して。

A:観艦式の話をしたときに、バンコクのADMMプラスでおそらく防衛大臣会合、3カ国なり、何なりが想定されるので、そこはしっかり打ち合わせをしていきましょうという話はあったと認識をしております。おそらくそのことではないかと思います。

Q:「3カ国なり」というのは、日米韓の3カ国ということでよろしいでしょうか。

A:想定されるのは、日米韓の3カ国ということになろうかと思います。

Q:日韓については、その場ではどういう話になったのでしょうか。

A:その場ではまだ、これから調整をするなり、何なりということだと思います。今のところ何か決まっていることはございません。

Q:調整をしましょうね、という話はしているのでしょうか。

A:3カ国なり、何なりの会合が行われることになるならば、しっかり調整をしましょうね、ということであります。

Q:大臣としては、ADMMプラスに出席した上で、その後、日米韓の3カ 国の防衛相会談には臨みたいという意向をお持ちだという理解でよろしいでしょうか。

A:こういう情勢ですから、日米韓3カ国の連携というのは重要だと思って おります。

Q:日韓について、ご自身としてはどういった思い、行うかどうかについて は。

A:日韓についても、チャンスがあれば、まだお目にかかっておりませんので、機会があれば、お目にかかって話をすることもやぶさかではありません。

Q:様々な問題がありますが、どういった話をしたいとお思いでしょうか。

A:内容について、予断を持ってお答えするのは差し控えたいと思います。

Q:先日、お伺いしましたフリーランスの会見参加の件ですが、事務方からの回答では、現在検討中であり、お答えすることは困難です、といただきましたが、何故こんな、たかだか手続き論で済む話が、期日がわかりませんという話になるのでしょうか。もともと防衛省はそれともフリーランスの参加を望んでいない、それで引き延ばしているのではないでしょうか。と言いますのも、過去にありましたが、12月に私と寺澤さん、三宅さんの共同で、フリーランスとして、報道室の方でお話がしたいとあったのですが、これが黙殺されております。その後、この件に関して岩屋大臣にインタビューを1月に申し込んでいるのですが、これも黙殺されております。それから、報道の関係の記者クラブの事務職員に関しての質問も、無視されています。ずっと全く黙殺されている状態です。フリーランスに関して、答えるつもりはない、あるいは、防衛省の認識としてフリーランスは記者ではないという認識なのでしょうか。

A:機密の多いこの棟への入棟をどうするか、ということで検討をしていると理解しております。

Q:それがいつになるか分かりません、というのは随分おかしな話で、手続き論だけだと思いますが、なぜ期日が決められないのでしょうか。

A:検討状況は聞いておりませんので、事務方から後でお答えさせます。

Q:5月に畠山さんというフリーランスの記者がその過程はどうなんだとお尋ねしたところ、全部のり弁なんですね。何で簡単な手続きをするのに全部真っ黒で、あたかも国家機密のように、全部開示できませんというお話なんでしょうか。ちょっと不思議だと思いますが、いかがでしょうか。

A:検討状況を聞いておりませんので、事務方から答えさせます。

Q:週末に観艦式が行われますが、台風が近づいていてどうするのか、大臣としてどういう状況ならばする、しないの決心をするとお考えでしょうか。

A:これからそうした議論をしようと思います。台風の状況はよく理解をしていますので、観艦式に安全がしっかり維持できる形でやれるならば、やりたいと思っております。

Q:来年度から予算で要求されている19式自走りゅう弾砲ですが、これは大きな欠陥があるのではないかと思いますが。乗員が5人ですが、3人が前に乗って、あとの2人が後ろの幌のところに乗る。これは、ベルトはあるものの、クッションも無く、NBCシステムも多分入っていない、もちろんクーラーも入っていない。仮にこちらにNBCとクーラーがあっても、後ろの2人の乗員は死んでしまいます。こういうものというのは、3人、2人のレイアウトでやっている自走りゅう弾砲は、過去、色々な国のりゅう弾砲をみてきましたが、全くありません。元々のキャブを活かしたかったらしい、要するに安くやりたいと。その結果、安普請で真ん中にあとの2人を乗せてしまったということらしいですが、こういうもので果たして有事に、特にNBC環境下で使えるものでしょうか。

A:分かりませんので、事務方からお答えさせます。

以上