防衛大臣記者会見

日時
令和元年10月4日(金)10:54~11:04
場所
防衛記者会会見室
備考
河野防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

なし

2 質疑応答

Q:一昨日の北朝鮮による弾道ミサイル発射事案についてお伺いいたします。大臣は、昨日のぶら下がり会見で、準中距離のSLBMであろうという可能性について言及されましたが、その後の最新の分析状況についてお聞かせください。

A:昨日申し上げたものに付け加えるようなことはありません。

Q:北朝鮮の外務次官が、明日の10月5日に、米朝実務者協議を行うと発表しました。北朝鮮は、今年の5月以降、日本海に向けて弾道ミサイルを発射していますが、今回の米朝協議でどういったことを日本側として期待しているのか、について教えてください。

A:国連安保理が求めているような、全ての大量破壊兵器、全ての射程の弾道ミサイルのCVIDが、国際社会の求めるものでありますので、そうしたことについて、議論が深まることを期待したいと思います。

Q:SLBMについてですが、トランプ米大統領が、米朝協議に意欲を示しており、事実上、短距離弾道ミサイルを問題視しないということは、間違ったメッセージになるかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

A:昨日の日米防衛相電話会談の後、米国防総省が、北朝鮮はこうした挑発をすべきではないと、かなり強いメッセージを出しております。北朝鮮のミサイル、あるいは、核のCVIDを実現するためには、米朝プロセスは大事なことでありますので、当然に、対話をしていくことは大事であると思いますが、一方で、北朝鮮がこうした挑発を行わないということは重要であると思っております。アメリカ、あるいは、日本の立場は明確で、いかなる射程の弾道ミサイルの発射も安保理決議違反であり、そうした挑発は行うべきではないということに変わりはありません。

Q:先ほど、SLBMの分析状況に付け加えるものはないとおっしゃいましたが、潜水艦から発射したのか、試験用の発射台から発射したのかに関する分析状況はいかがでしょうか。

A:今、付け加えることはございません。

Q:現在の北朝鮮の潜水艦の運用能力として、ミサイルを発射できる能力があるのか、あるいは、日本海まで進出できるような能力があるとの分析はされていますでしょうか。

A:北朝鮮が「コレ」級潜水艦を1隻保有しているということは承知しております。現在の運用能力について申し上げられるようなものはございません。

Q:防衛省は、潜水艦のSLBMや、これまで発射してきたものも、新型ミサイルという見方をされていると思いますが、ミサイル防空体制を強化していく中で、これらの新しいミサイルに対して、どのように強化していく方針でしょうか。

A:北朝鮮が、日本を射程にしている弾道ミサイルを相当数持っておりますので、政府として、イージス・アショアのような常時警戒監視、迎撃ができるシステムの導入が重要であると思っております。また、様々な新しい技術の開発を北朝鮮がしようと思っておりますので、そうしたものに対する万全な態勢が取れるよう、日本としても総合ミサイル防空能力を高めていきたいと思っております。

Q:昨日、韓国の建国記念日レセプションがあって、大臣は参加されたと思いますが、そこで南駐日韓国大使とお会いして、国防当局間の関係改善について議論はしたのでしょうか。

A:こういった北朝鮮情勢の中で、日韓防衛当局が連携するというのは重要だと思っております。そういう意味で、防衛当局間の連携はしっかり続けていきたいと思います。

Q:南大使と、以前、外務大臣のときにお会いしたときには、「無礼でございます」という発言もありました。昨日は笑顔もみられたと思いますが、そのときに比べて、日韓関係は良くなっていると受け止めていらっしゃいますか。

A:南大使とは何度も食事をして、色々な議論をさせていただいております。日本が受け入れられない案を韓国側が何度か提示したので、受け入れられないと言っているものを、あたかも議論のベースのように、というのは「無礼でございます」と申し上げました。今の日韓の政府間の厳しい状況というのは、旧朝鮮半島出身労働者に関する大法院判決が、1965年の協定に抵触している、国際法違反であるという状況にあります。韓国側がその国際法違反の状況を是正してくれれば、日韓関係は改善をするわけでございますから、そこは、韓国政府にしっかりとした対応を求めていくということについては、変わりはございません。

Q:昨日も改めて求めたということでしょうか。

A:特に、昨日はそのような話はしておりません。それは向こうが、よく御理解しております。大使は、この日韓関係にずっと携わってこられた方で、問題点はよく御理解をされていると思います。
 Q:SLBMに戻りますが、北朝鮮が短距離、そして、今回SLBMと射程2,500kmに達する可能性があるということですけれども、これを受けて、今、撤収しているPAC-3であるとか、イージスといったものの展開について、改めて、検討するお考えはあるのか、また、それを判断する際に、今の米朝協議の行方にどういう影響を与えるのでしょうか。

A:ミサイル防衛については、常に万全を期すようにしております。部隊の運用について申し上げるのは差し控えたいと思います。

Q:一部報道で、アメリカが、沖縄を含む日本全土に中距離弾道ミサイルの配備を計画しているということがありましたが、大臣の方で事実関係というか、そのあたりの情報はいかがでしょうか。

A:全くございません。

Q:南西地域の陸自配備についてお伺いいたします。宮古島の保良鉱山地区での弾薬庫整備についてですが、10月にも着工と、これまでも述べられてきているのですが、用地取得の状況ですとか、目途について教えていただけますか。

A:なるべく早く進めさせていただきたいと思っておりますが、時期については、まだ明確になっているものはございません。

以上