防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年10月3日(木)17:45~17:50
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
北朝鮮弾道ミサイル発射及び日豪防衛大臣の電話会談に係る河野防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 冒頭2件ございます。1件目は、現時点までに得られた諸情報を総合的に勘案すると、10月2日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについては、北朝鮮東岸の元山付近から発射され、約450km飛しょうし、最高高度は約900kmに達したものと推定されます。通常の高度に比べると、かなり高い高度を飛しょうする、ロフテッド軌道で発射されたものと考えます。仮に、通常の軌道で発射されたとすれば、その射程は、最大で約2,500kmに達する可能性がある、準中距離弾道ミサイルということになる可能性があります。発射されたものの弾種は、新型の固体燃料推進方式の潜水艦発射弾道ミサイル、SLBMであるとみられております。実際に、陸上ではなく、沖合で発射された、ただし、実際に潜水艦が使われたかどうかは、更なる分析が必要です。2件目ですが、今日の午後、レイノルズオーストラリア国防大臣と電話会談を行いました。先方から、私の防衛大臣就任にお祝いをということで電話をいただきまして、インド太平洋に関する様々な課題、あるいは、日本とオーストラリアが共有する普遍的な価値観、あるいは、安全保障分野での戦略的利益を共有してきているということについて、これから防衛協力を更に進めていって、この「特別な戦略的パートナーシップ」の関係を更に深めていこうということで一致をしました。

2 質疑応答

Q:今回の北朝鮮のミサイルの飛距離が2,500kmに及ぶSLBMということで、トランプ大統領は、短距離については問題にしないということで発言をしていたと思いますが、これは明らかに、問題になるような弾道ミサイルだと思いますが、その点はいかがでしょうか。

A:日米間では、短距離のミサイルであっても安保理決議に違反をしているということは問題であるという認識は、これまでも共有しております。当然に、このミサイルについても、そうした考え方は共有しております。トランプ大統領は、この米朝プロセスを進めるために、様々、発言をされ、あるいは、ツイートされておりますが、そういう目的でやられているということで、日米ともに了解しております。

Q:米朝プロセスにもかなり影響があると思いますが。

A:日本として、この米朝プロセスは後押ししていくという考え方に、変わりはありません。

Q:今日、第7艦隊の司令官とお会いしましたが、今回の北朝鮮のミサイル発射についても、意見交換をされたのでしょうか。

A:北朝鮮のミサイルについても話題になりました。

Q:どういったことを。

A:中身については差し控えさせていただきます。

Q:SLBMと断定するに至った、何か新しい情報はあるのでしょうか。差し支えない範囲で、どのような根拠でそうだと言えるのかを説明していただけますか。

A:分析の中身は申し上げられません。

Q:日韓の情報共有についてですが、昨日、日本政府は当初、2発発射というところから、その後1発が分離した可能性があると修正されていると思いますが、GSOMIAを含め、日韓での情報共有に支障を来たしているということはあるのでしょうか。

A:そのようなことはありません。

Q:潜水艦かどうかはともかく、中距離弾道ミサイルを発射するという北朝鮮の軍事行動が、日本の安全保障、あるいは、地域の安全保障にとって、どのような脅威になるとお考えでしょうか。

A:日本の安全保障にとって、深刻な脅威であるということは間違いないことでありますし、国際社会にとっても非常に大きな課題であるという認識は、広く国際社会で共有されていると思います。

Q:2段式ということですか。

A:2つに分離している可能性はあると思います。

以上