防衛大臣臨時記者会見

日時
令和元年9月5日(木)16:50~17:05
場所
沖縄県庁6階第2会議室
備考
岩屋防衛大臣の沖縄訪問に係る臨時会見

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:辺野古移設を巡っては、軟弱地盤の改良に伴う設計変更が予定されていて、防衛省は、土木学の専門家による有識者会議で、工法などについて助言を得る考えとの説明がありました。大臣はこれまで「地盤改良は可能」と発言されていますが、この中であえて有識者の意見を聞く狙いと、今後の設計変更申請のスケジュールについて聞かせてください。また、玉城知事は、これまでも設計変更を認めない考えを示していますが、その場合は、訴訟を起こすなど法的対抗措置を取られるか、お考えをお聞かせください。

A:本年1月に、沖縄防衛局におきまして、地盤の検討に必要なボーリング調査等の結果を踏まえた大浦湾側の護岸や埋立地等の設計・施工等に関する検討を行った結果、一般的で施工実績が豊富な工法による地盤改良工事を行うことによって、護岸や埋立地等の工事を所要の安定性を確保して行うことが可能である、と確認されたところです。今般、今後の事業の実施に当たりまして、護岸や埋立地等の設計・施工、あるいは、維持管理を合理的なものとするために、技術的・専門的見地から客観的に有識者からの提言・助言を得るべく、「普天間飛行場代替施設建設事業に係る技術検討会」を開催することとしたところです。この技術検討会は、地盤、構造、水工、舗装等の有識者で構成され、第1回目は明日、9月6日に防衛省本省内で開催する予定です。検討会終了後は、事務方より概要を御説明する場を設ける予定です。沖縄県の先程の御質問については、仮定の御質問ですので、予断をもってお答えすることは差し控えたいと思います。今後の事業の実施に必要な変更承認申請について、沖縄県知事の承認が得られるように、沖縄防衛局において、これから十分に検討を進めさせたいと考えております。

Q:今回自ら久辺三区を訪問し、区長らと懇談されていますが、大臣自ら直接訪れることは珍しいと思います。どのような狙いで訪問し、どのようなお話をしたのか、お聞かせください。また、辺野古移設を条件付きで容認している久辺三区側から補償を求める声も上がっています。今後、具体的な補償案などはどうお考えでしょうか。

A:本日、キャンプ・シュワブを訪れた際に、普天間飛行場代替施設建設事業の進捗状況をこの目で確認をするとともに、この事業を進めていく上で、直接、最も大きな影響を受ける久辺三区の皆様、区長の皆様と、直接お話をさせていただく時間をいただきました。また、先般は、久辺三区の区長が防衛省に表敬に来ていただき、また、御要望もいただいていたということもございまして、本日は、私から現地で、直接お話を聞く時間を取らせていただいたところでございます。この会合では私の方から、日頃からキャンプ・シュワブを巡る諸問題について、御理解・御協力をいただいていることにお礼を申し上げるとともに、今後とも、地域の振興策について、一つ一つ着実に進展させることができるように、御支援を申し上げていきたいというお話をさせていただきました。防衛省としては、本年3月に、久辺三区の皆様からの御要望事項の実施の加速化を、改めて御要望いただいております。特に、住民への補償的施策の実施について、当然のことながら、法令の範囲の中で、実質的に区民に還元できるような事業を、一つ一つ実施していきたいと考えております。今後とも、久辺三区の皆様からの御要望に誠実に対応してまいりたいと考えております。

Q:今回、辺野古の工事の進捗状況を現場で直接視察されたということで、その所感を教えていただきたいのと、CH-53の落下事案等が発生する中で、四軍調整官との会談があったと思うのですが、そこではどういったお話をされたのか、教えていただけますでしょうか。

A:キャンプ・シュワブの代替施設建設事業については、かねてから、時期を見て、直接私の目で確認をしたいと考えておりました。そういう意味で、今般、天候の悪い中ではありましたが、現地に直接入って、護岸の防護の状況や埋立ての状況等をこの目で確認できたことは、非常に意義があったと考えております。職員からも詳細な説明を受けまして、環境や安全といったものにしっかり配慮して工事が進められているということも確認をさせていただきました。クラーディ四軍調整官との会談では、この度のCH-53Eヘリの窓落下事案について、先ほども申し上げましたが、厳しく申入れを行ったところでございます。第一に、こういった事案は、元々日米合同委員会の合意事項にある訳ですから、速やかに、通報をしてもらいたいということ。そして、機体の装備の点検・整備をしっかりやってもらいたいということ、今後とも、米軍機の安全管理を徹底し、再発防止を徹底してもらいたいということを申し上げました。クラーディ四軍調整官からは、しっかり取り組む、というお話があったところでございます。今後とも防衛省として、米側に米軍機の安全な運航というものをしっかりと申し入れてまいりたいと考えております。

Q:辺野古の技術検討会についてお伺いします。この会の開催頻度、議論の期間、どの程度時間をかけて進めるべきかと大臣はお考えなのかという点と、設計変更申請の時期の目途についての大臣の見解をお聞かせください。

A:明日第1回目を行いますが、設計変更の承認申請の時期については、現時点では、まだ検討が始まるところですから、確たることを申し上げることは困難でございますが、この技術検討会の助言、あるいは、提案を踏まえて、できるだけ速やかに変更承認の申請を行うことができるように努力をしてまいりたいと考えております。

Q:開催頻度はいかがでしょうか。

A:頻度というか、もちろん検討会を行うための準備ということも必要ですから、しっかりとその頻度について決めているわけではありませんが、これもしっかりと防衛局において準備をして、できるだけ適宜しっかりと開けるようにしていくことが大事だと思います。

Q:技術検討会についてですが、透明性を持った形にしたいとのことですが、具体的にどのように透明性を担保していくのかということと、今日の面談で、知事から工事を止めた上で対応はできないのかと繰り返し求められていたのですが、そこについては肯定することはなかったので、どうしても止められないということなのでしょうか。その理由も教えてください。

A:まず、技術検討会の透明性の確保についてですが、先ほども知事御自身がおっしゃっておられたと思いますが、この検討に使うたたき台の資料については、沖縄県にもお渡しさせていただいていると思います。また、これはオープンなものになります。明日から検討会ですから、ホームページ、ネット等にもアップされるものになると思いますし、検討会が終われば、その都度しっかりと内容を説明する場を設けさせていただきたいと思っております。そういう意味でしっかりと透明性を確保していきたいと思っております。それから、工事を止めて検討したらどうか、今日もそういう御指摘をいただきましたが、私どもはこれまで審査請求を行って、法に基づいて正当な手続きをもって埋立て承認をいただいていると考えておりますので、この事業は、一歩ずつ進めさせていただきたいと考えております。しかし、その一方で、今般の技術検討会についてもそうでありますが、できるだけデータ、資料についても公表させていただいて、議論の中身についても公表させていただいて、透明性をもって検討を進め、また、丁寧に説明を行い、沖縄県側の御理解を得られるように努力を続けてまいりたいと思っております。

Q:米軍との関係についてお伺いします。大臣は普天間に行かれて四軍調整官とお会いになって、四軍調整官は中将にして大臣は国防長官に当たる大臣でいらっしゃって、普天間の方に行くというのは逆じゃないかなと思って、大臣だけではなくて、これまでの歴代の方もそうされてきているのですが、例えば、今後、沖縄防衛局にお越しいただいてそういった対応が考えられるのか、望ましいのかどうかご意見を伺いたい。

A:外交上のプロトコルでいうと、それはおかしいのかもしれませんが、私が普天間の視察、あるいは、キャンプ・シュワブの視察で入るということでございましたので、キャンプ・コートニーから四軍調整官に来てもらって、申入れをさせていただいたということでございます。また、クラーディ調整官には、東京でも、防衛大臣室でも、表敬をいただいたときにお目にかかっておりますので、この機会に直接お話をした方が良かろう、という判断をしたというところでございます。

Q:沖縄県から、抗議・要請するときに、呼ぶことにこだわったりしていて、形上の呼ぶ・呼ばないということについて、強固な同盟というときに対等性というかそういったことに配慮する必要性があるとお考えなのでしょうか。

A:あまりそういうことは考えません。

以上