防衛大臣記者会見

日時
令和元年6月11日(火) 10:32~10:43
場所
防衛記者会会見室
備考
岩屋防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

なし

2 質疑応答

Q:イージス・アショアの調査ミスについてお伺いいたします。昨日、秋田県の佐竹知事から「話は振り出しに戻った」との発言がありましたが、今後、防衛省として、地元とどのように交渉を進めていこうとお考えでしょうか。

A:佐竹知事の御発言をしっかりと受け止め、信頼回復に全力を挙げてまいりたいと思っております。最も大事なことは、正確な事実関係に基づいて、具体的で分かりやすい、そして、合理的な説明を尽くすことであると考えておりますので、今一度、基本に立ち戻って、誠意ある対応を行ってまいりたいと考えております。

Q:地元からは今回の調査結果が、全体について信頼が無くなったとして、再調査を求める声も出ておりますが、防衛省として、今後、追加調査あるいは再調査を行う考えはありますでしょうか。

A:今般、電波環境調査でありますとか、地質・測量調査といった各種の調査につきましては、「他の国有地の検討」とは別に、配備候補地の演習場において、イージス・アショアを安全に配備し、運用することができるかどうかという観点から、詳細にわたって検討を実施してきたものでございます。したがいまして、その部分については、再調査の必要はないと考えております。しかし、「他の国有地の検討」というところで、データに誤りがあったわけでございますので、そこに関しては、内容を精査した上で、改めてしっかりとした形で、御説明をさせていただきたいと思います。

Q:候補地の新屋演習場については、変わりはないということで、引き続き、理解を求めていくということでしょうか。

A:データを精査し、「他の国有地」もその他の条件も合わせて考えたときに、新屋演習場が候補地として適しているということを、今一度、丁寧に説明をさせていただきたいと思っております。

Q:今回の失態によって、地元の信頼回復は容易ではないと思いますが、配備計画への影響は、どのように考えておりますか。

A:まずは、信頼回復に全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、この段階で、配備計画について、申し上げることは控えたいと思います。

Q:先ほど、他の国有地については内容を精査した上で、というお話でしたが、具体的にどのような再検討をするのでしょうか。

A:データの誤りを正すと同時に、その他の、例えば、周辺のインフラの状況でありますとか、周辺の重要施設の状況でありますとか、様々な条件から検討をしました、判断しましたと、丁寧にもう一度説明をさせていただきたいと思っております。

Q:データの関係では、今回、グーグル・アースを使用したとのことですが、グーグル・アースを使ってもう一度確認をするのでしょうか。若しくは、別の手法を使ってとのことでしょうか。

A:再計算に当たりましては、実際の地図を用いて計算をやり直しました。グーグル・アースを用いたことが適切でなかったとは考えておりませんが、縦軸、横軸の縮尺が違うということを見落として計算をしたということはあってはならないミスだったと思っております。再計算に当たりましては、実際の地図を用いて計算を行ったところでございます。

Q:状況を打開するために、大臣自らが秋田県を訪問し、理解を求めるといったことは検討されていますでしょうか。

A:信頼回復のために、できることは何でもしたいと思っております。しかるべき者が現地にお伺いし、説明をする必要があると考えておりますので、検討をしたいと思います。

Q:大臣自らが行かれることを改めて検討されるということでしょうか。

A:それも含めて検討をいたします。

Q:改正ドローン規制法が、明後日、施行となります。米軍や自衛隊の防衛施設の指定の時期について、防衛省でも施行後、速やかに、指定をしたいという説明をしていますが、具体的にいつ頃を目途に考えているのかを教えてください。

A:13日に施行されるということで、現在、最終調整を行っている段階でございます。米側との協議も行っておりますが、この時点でのお答えは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにしても、法の趣旨に照らして、ドローンの普及や機能向上に伴って利活用が進展している状況にも配慮しつつ、また、報道の自由にも配慮しつつ、規制に際しては、分かり易い周知を行っていかなければならないと考えております。

Q:13日の施行の段階で、指定施設が発表されるという見通しなのか、それとも、リードタイムが多少あるということなのでしょうか。

A:それについても最終調整中ですが、法の施行と指定が離れるということは望ましくないと思いますので、できるだけ作業及び調整を急ぎたいと思っております。

Q:イージス・アショアの関係でお伺いします。相次ぐミス、データの誤りと居眠りということもありました。改めてですが、なぜこういう状況になっているのか。配備スケジュール等が少しタイトになっているのかも含めて、何が原因なのかというのを改めて教えてください。

A:緊張感を欠いていたということに尽きると思います。こういうことはあってはならないことだと思っておりまして、厳しく指示をしたところでございます。2度とこういうことが起こらないように、引き締めていきたいと思っております。

Q:緊張感を欠いた結果だというのは、なぜ緊張感を欠いた状態に陥ったのか、そのあたりについてはいかがでしょうか。

A:なぜと言われましても、返答に困りますが、事の重大性ということに対する意識をしっかり高く持って、それぞれの仕事を行わなければいけないと思います。

Q:辺野古の土砂の陸揚げに向けた現在の作業状況について、何かあればお願いします。

A:K-8護岸からの埋立材の搬入につきましては、所要の準備が整いましたので、本日から開始するという報告を受けております。なお、沖縄県にはその旨を報告済みでございます。私どもとしては、引き続き、地元の皆様の御理解を得る努力を続けながら、1日も早い、最終的な普天間基地の返還を実現するために、作業を一歩ずつ前に進めさせていただきたいと考えております。

以上