防衛大臣記者会見

日時
平成31年4月2日(火) (08:42~08:48)
場所
官邸エントランスぶら下がり
備考
岩屋防衛大臣閣議後会見

1 発表事項

 本日、国家安全保障会議の9大臣会合の審議・決定を得た後、閣議におきまして、「シナイ半島国際平和協力業務の実施について」等が決定されました。これによりまして、エジプト・イスラエル間の停戦監視等、国連PKOと類似の活動を行う国際機関であります「多国籍部隊・監視団MFO」に対して、本年4月19日以降、同年11月30日までの間、司令部要員として2名の自衛官を派遣することになりました。MFOに司令部要員を派遣することは、わが国の「平和と繁栄の土台」である中東の平和と安定に対して、更なる貢献を目に見える形で示すことに加えまして、自衛官の人材育成という面においても、大きな意義を有していると考えております。本日午後、防衛省・自衛隊として認識を統一し、今後の方針について議論するため、省内において防衛会議を行う予定です。

2 質疑応答

Q:一部では今回の要員派遣が将来的な部隊の派遣につながるのではないか、という懸念の声もありますが、こうした声にどのように答えていかれますか。

A:今回の派遣はあくまでも、司令部要員2名の派遣でございまして、部隊の派遣等は全く考えておりません。

Q:平和安全法制に基づく、新たな活動に基づいた派遣ということになりますが、こうした手段を用いた国際貢献の意義ということについては、新法制の下での意義としてどのようにお考えでしょうか。

A:PKOに類似する活動にも参加できるように平和安全法制において定めた訳であります。今回の派遣は、平和安全法制の下での初めての国際連携平和安全活動への参加ということになります。そういう意味で、必ずしも国連が統括している平和維持活動ではなくても、参加できることになったことによって、わが国の国際貢献の幅が広がったと考えております。

Q:新元号についてお伺いいたします。昨日の閣議で決まりましたが、 今回、万葉集という日本固有の古典から初めて典拠された元号となりました。意義及び受け止めについて教えて下さい。

A:もちろん、わが国は長い間、中国の文明の影響下にあって、その恩恵もたくさん受けてきた訳ですが、数千年に渡って日本の独自の文化も育ってまいりました。今回を機に、国書から新しい元号を導いたということは、非常に意義があったのではないかと思います。有識者会議の先生方もそのようなお気持ちだったのではないかと思いますし、閣議においても気持ちは共通していたのではないかと思います。

Q:昨日、伊丹空港でオスプレイの緊急着陸がありましたが、現時点で分かっている事実関係と、先日も沖永良部島でも緊急着陸がありましたが、その受け止めを教えてください。

A:今、御指摘があったように、昨日、米海兵隊のMV-22オスプレイ1機が大阪の伊丹空港に着陸いたしました。本件については、米側から、パイロットがコックピット内の警告灯が点灯したことを確認したために、安全手順に従って着陸をした、という説明を受けております。いわゆる予防着陸ということではなかったかと考えております。防衛省としては、関係自治体に情報提供するとともに、米側に対して引き続き、安全管理の徹底について申し入れを行っているところでございます。

Q:一部報道で、宮古島駐屯地の弾薬庫について、説明が不十分だったという指摘がありますが、事実関係と受け止めをお願いします。

A:確かに不十分であったと思います。そこはお詫びを申し上げたいと思います。中距離多目的誘導弾は普通科の装備です。小さな船や車両に対して攻撃ができるという装備というのは、確かに誘導弾という名前はついておりますが、普通科の装備であり、その説明が必ずしもしっかり行われていなかったということは、お詫びを申し上げたいと思います。いずれにしても、弾薬等は、宮古島に置いてある分については速やかに搬出をさせたいと思っており、最終的には保良地区の整備ができましたら、そこに集約したいと思っております。

以上