防衛大臣臨時記者会見概要

平成30年6月24日(09時17分~09時22分)
(於:航空自衛隊久米島分屯基地)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:昨日は、北朝鮮の「瀬取り」監視の中核となるP-3Cの部隊を那覇で視察されて、今日は、沖縄本島と宮古島を通じた中国の海洋進出が続く中で、その近傍の久米島を視察されました。昨日、今日と、この一連の視察の成果と、沖縄の防衛力整備の重要性についてお伺いします。

A:まず北朝鮮については、国際社会が一致して、いわゆる石油等の積み替え、「瀬取り」でありますが、国連の制裁ということで行っています。まだ北朝鮮が核・ミサイルの具体的な行動を取っていない、国連が制裁を継続するという中で、わが国としては、米国、カナダ、オーストラリア等と今後ともこの「瀬取り」については、しっかりと対応していく、そして、その最前線の部隊が、昨日、那覇基地で視察しましたP-3Cの部隊ということになりますから、私どもとしては、その隊員にしっかりとした任務を果たすように昨日訓示をいたしました。また、今日、久米島のレーダーサイトを視察しておりますが、ここは中国大陸に最も関心を払う中で、このレーダーサイトが果たす役割は大変重要な役割だと思っております。特に、沖縄と宮古間を通過する中国の軍用機が、昨年、過去最大となっていますし、今年もますます増える傾向にあります。また、潜没潜水艦も、今年、宮古島付近のわが国の接続水域を通過する等、中国のこの地域への進出が目立っています。私どもとしては、このレーダーサイトで、しっかりとわが国を守るための警戒監視を続けていく必要があると思いまして、今日隊員に訓示をいたしました。なお、この久米島のレーダーサイトに防衛大臣が来るのは初めてということでありますので、隊員の士気を上げる意味でも、重要な今回の訪問だったと思います。

Q:関連ですが、米朝の対話が進めば、東アジアの安全保障環境が緩和するのではないかという指摘もあるのですけれども、そういう中でも中国を監視していく重要性というのは変わらないのでしょうか。

A:確かに北朝鮮の問題が平和裏に解決に向かえばいいと思いますが、私どもとしては、同じく中国に対しても注意を払っていく必要があると思います。特に、中国の最近の軍事力の大変な増強、そして、特に東シナ海、尖閣を巡っては、今でも緊張感を持って対応している状況にありますので、私どもとしては、しっかり日本を守るためにも、南西地域の警戒監視は今後とも強化していく必要があると思っています。

Q:関連してですけれども、米朝を受けて緊張緩和の流れの中にあると思うのですが、まさにこのタイミングで南西のレーダーサイトを視察された狙いというのを改めてお願いします。

A:対話のムードというのが確かに外交当局ではあると思うのですが、私ども防衛当局から見れば、北朝鮮の核・ミサイルにしても、まだ何一つ目に見えた形での廃棄に向けた動きが見られません。そういう中で、少なくとも、北朝鮮は日本に届く数百発の弾道ミサイルを現在でも保有し、核弾頭も複数保有していると言われています。また、中国も、海洋進出、特に、最近、沖宮間を含めて、南西地域への進出が数多く見られます。防衛当局としては、警戒監視を続けていくことは、必要な役割だと思っております。

Q:名護市で流れ弾のようなものが見つかった件ですけれども、その後、進捗等ありましたでしょうか。

A:名護市で銃弾のようなものが民間の施設に飛び込んだという事案については、今、警察、そして防衛局も協力しておりますが、米軍等で詳細を調査しているということですので、これは今後ともその解明が一日も早く進むことが大事だと思いますが、少なくとも、一昨日、沖縄防衛局の方から米側の方に申し入れ、現在は、この射撃レンジは使用しないで、調査に協力しているということですので、私どもとしては、一日も早くしっかりと報告を出してほしいと思います。なお、この周辺では過去何度も同じような事例が起きておりますので、それについては、しっかり対応してもらいたい、昨日も慰霊の場ではありますが、ニコルソン米四軍調整官が来られましたので、その際に、しっかり沖縄の皆様のこのような不安に応えるように、私の方からも申し入れをさせていただきました。

(以上)

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