防衛大臣臨時記者会見概要

平成30年6月22日(19時53分~20時00分)
(於:秋田県庁)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:一連の日程が終了し、地元からは大変厳しい声も多かったと思いますが、現時点で理解は得られたとお考えでしょうか。また、米朝会談後、本当にイージス・アショアが必要なのかという声もあったかと思いますが、必要性について、どのようにお考えでしょうか。

A:今日をもって理解を得られたとは思っておりません。私どもとしては、これから理解を得る努力は必要であると思っております。特に、秋田県知事及び秋田市長から質問状もいただきましたので、この内容について精査して、なるべく早くお答えをするということが大切であると思っております。また、米朝の対話が行われている最中でありますが、北朝鮮が日本まで届く数百発の弾道ミサイルを保有し、核弾頭も複数保有していると認識すべきものであると思っておりますので、北朝鮮の脅威はなんら変わっていないということが日米共通の認識であると思っております。イージス・アショア装備に5年以上の時間がかかりますので、現在の安全保障環境を考えれば、着実に進めていくことは、わが国の防衛にとって必要なものだと考えております。

Q:先ほど、地元の理解という話がありましたが、調査の先に、大臣としてはどのようなことをもって地元の理解を得たことになるとお考えでしょうか。

A:秋田県知事及び秋田市長からもお話がありましたが、イージス・アショアの装備及び施設が住民の方にとって不安にならないように説明していくことに尽きるのだと思っております。

Q:イージス・アショアに関して、防衛省は「安全である」と仰っておりますが、地元の住民からすると、庭先からミサイルが飛んでいくかもしれないという、心理的ストレスが無くならないのですが、その点に関して、防衛省としては、地元には我慢をしてもらいたいとのお考えでしょうか。

A:日本国全体の防衛のためということであったとしても、地元、特に秋田市の皆様の不安を払しょくすることが大切であると思っております。私どもとしては、払しょくできるように、今回の配備について、技術的にも、しっかりとした形の内容にして、しっかり説明できるようにしていきたいと思っています。

Q:心理的ストレスはいずれ無くなるというお考えでしょうか。

A:心の問題になります。私どもとして、そのような不安が無くなるように、極力努力していきたいと思っております。

Q:北朝鮮の非核化の時期について、アメリカは2021年を目標にしていますが、一方で、イージス・アショアの配備は、最大でも2023年になる見込みです。現状、非核化の交渉というのがうまくいかないということを踏まえた上で、政府として、今後進められていくということでよろしいですか。

A:そうではなく、私どもとしては、非核化の問題というのが、外交上、前に進んでいくということが大事だと思っています。大切なことは、北朝鮮が非核化に向けた動きを示したというのは、国際社会共通として一定の圧力、制裁をかけていったということだと思っています。私どもとして、北朝鮮に対して、今後とも政策の変更を促すためには、防衛当局がしっかりとした備えをしていくということは、日米でも共通していることだと思っています。いずれにしても、本来、核・ミサイルの問題というのは、外交上、平和裏に解決することが一番大事なことだと思います。

Q:今後、調査の結果、配備の候補地として外れるということはありますか。

A:今回、調査をするというのは、地質・地積の調査、あるいは電波の状況の調査ということを当然やることになります。その中で、当然、その結果についても、私ども公表する中で説明していきたいと思いますので、調査をしていない段階で、それが適地になるか、適地ではないかということをここで断言することはできません。

Q:事前に、配備最適地という話もありますし、説明の中で配備できる可能性が高いという説明も事務方からありましたけれども、そのあたりについてはいかがでしょうか。

A:最終的には、様々な調査を行った上で、調査というのは、当然データも出てまいりますので、そのような客観データも含めて、しっかりお示しできるということが大事だと思います。まだ、調査をする前でありますので、今の段階で断定的な言い方は難しいと思いますが、少なくとも、日本の全体を守るイージス・アショアのシステムを考えた場合には、二ヶ所に設置することが必要であり、その地域として秋田の沿岸部になる場合に、今回の演習場が重要な候補地であると認識しております。

Q:名護市の流れ弾の件でありますが、米軍とやり取りをされていると思いますが、最新の状況を教えてください。

A:昨日、沖縄県名護市の農作業小屋において、銃弾のような物が落ちているということが発見されました。本事案については、私どもも現地から報告を受けております。ガラスを突き破り、壁に弾が当たっているという状況でありますので、万が一の場合には人命に関わりうる重要な問題であると深刻に受け止めております。防衛省としては、本日13時、沖縄防衛局から在沖縄海兵隊に対して、この弾が米軍の銃弾である可能性も排除できないため、当面の間、考えられる射撃場の使用を取りやめるよう申し入れをいたしました。その際、米側からは、本件と関係する可能性がある射撃場の使用を中止し、警察と協力して事実関係を調査中であると回答がありました。今回の事件がしっかり把握できるまで、この射撃場の使用の中止を求めていくということであります。

Q:キャンプ・シュワブの射撃場ですか。

A:キャンプ・シュワブの射撃場であります。

Q:地元の理解を得てから、イージス・アショアの配備を進めるという姿勢なのでしょうか。

A:私どもとしては、地元の理解をしっかり得るように、努力するということであります。

Q:努力するということは、結果は求めないということですか。

A:どちらの新聞社でしょうか。

Q:秋田魁新報です。努力するということは、結果は関係なく、防衛省側が努力すれば、配備を進めるということでしょうか。

A:住民の皆様が安心して、理解できるような努力をしていくということであります。

Q:強行しないということですか。

A:私どもとしては、理解を得る努力を続けていくということであります。

Q:強行しないということでよろしいでしょうか。

A:私どもとしては、理解を得る努力を続けていくことであります。

(以上)

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