MAMOR(マモル)2022年6月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

特集

隊長にもニュータイプは現れるのか?
自衛隊ビックボス!

Military Report

30年にわたるPKO派遣から VOICE&COMMENT

編集後記

編集長 高久 裕

プロ野球シーズンも開幕して約1カ月、各チームの監督の力が問われ出すころです。戦いに勝つことを目的に指揮を取るプロ野球監督には、さまざまな個性を持った名物監督がいました。そこで、同じ「勝つこと」を目的とする自衛隊の指揮官たちに、好きな野球監督を聞いてみました。果たして人気No.1の監督は誰? 今月のマモルは、自衛隊の“ビッグボス”を特集しました。部下の命を預かる自衛隊指揮官の苦悩の一端を体験できる、ウエブ連動企画もありますので、ぜひ購読いただき、最前線で戦う部隊を率いる隊長となって、国を守るための命令を出してみてください。詳しくは本誌で!

特集

隊長にもニュータイプは現れるのか?
自衛隊ビックボス!

ライター 臼井総理

古来から「強将の下に弱卒無し」とか「一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れは、一頭の狼に率いられた羊の群れに敗れる」など、将帥、リーダーの重要性についての名言は多い。軍事はもちろん、政治、経済、スポーツ、ありとあらゆる分野で「リーダーの力」は大切なのである。

今号の制作にあたって、個人的にご著書を何冊も読んだことのあった木元寛明さんへのインタビューができたことがとても嬉しかった。原稿には残念ながら盛り込めない部分も多かったが、氏の「部隊を率いる責任」についてのお話しは、非常に興味深いものだった。

いざとなれば過酷な環境で、究極の判断をすることになる自衛隊各所のリーダーたちに思いを馳せつつ、特集を読み進めていただければ幸いである。

Military Report

30年にわたるPKO派遣から VOICE&COMMENT

ライター 真嶋 夏歩

国連が紛争地域の平和維持を図る手段として行ってきたPKO。日本の自衛隊は1992年よりこの活動に参加し、今年30周年を迎えました。言葉自体はすでに馴染みのあるものですが、その実態はといえば、充分には知られていないような気がします。

今回、多くの隊員の方々から体験談をうかがう中で、なぜ自衛隊によるPKOが国際的に高い評価を得ているのか、その輪郭が見えてきました。日本人の、自衛隊ならではの、きめ細かさ、誠実さ、あたたかさが、カンボジアでのPKOを通じ自衛隊と親交があった通訳さんの「キンタロウ」という言葉に集約されていると思います。どんなエピソードであったのかは、是非、本誌をご一読ください。

世界中が平和への祈りを捧げている今こそ、改めて自衛隊によるPKOの在り方を議論し、日本が今後一層、国際平和に貢献できるよう、環境を整えるべき時なのではないかと感じています。

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