防衛人事審議会議事録(令和2年1月30日)

1 日時

令和2年1月30日(木)13:30~14:00

2 場所

防衛省A棟11階 第1省議室

3 出席者

(審議会委員)
牛嶋委員、尾西委員、上林委員、栗林委員、小林委員、齋野委員、榊原委員、佐々木委員、田村委員、出合委員、中村委員、松井委員、森脇委員(五十音順)
(防衛省側)
渡辺政務官、岡人事教育局長、伊藤人事教育局付、久澤人事計画・補任課長、伊藤給与課長

4 議題

5 議事

(1)開会

栗林委員:
本日はお忙しい中、お集まり頂き、誠にありがとうございます。只今から、防衛人事審議会総会を開催致します。まずはじめに、防衛省側の出席者についてご紹介させて頂きます。渡辺防衛大臣政務官。

渡辺政務官:
皆様、ご苦労様です。

栗林委員:
岡人事教育局長。

岡局長:
岡でございます。どうぞよろしくお願い致します。

栗林委員:
伊藤人事教育局付。

伊藤局付:
伊藤でございます。よろしくお願いします。

栗林委員:
久澤人事計画・補任課長。

久澤課長:
久澤でございます。よろしくお願い致します。

栗林委員:
伊藤給与課長。

伊藤課長:
伊藤でございます。よろしくお願いします。

栗林委員:
ありがとうございます。以上でございます。
 次に、渡辺防衛大臣政務官より御挨拶を頂きたいと思います。よろしくお願い致します。

渡辺政務官:
ただいまご紹介頂きました、防衛大臣政務官の渡辺孝一でございます。防衛人事審議会の委員及び再就職等監察官の皆様におかれましては、大変お忙しい中、本日の総会にお集まり頂き、また、平素より各分科会並びに部会におきまして、数多くの貴重な御意見、御指導を賜り、この場を借りて御礼申し上げます。さて、皆様ご承知のとおり、我が国を取り巻く安全保障環境は厳しさと不確実さを増しております。
 また、国内においては、相次ぐ台風や豪雨といった自然災害等が発生している中、防衛省・自衛隊は、これらの事態に的確に対応するために万全の備えを行い、国の存立と国民の生命・財産を守るという非常に崇高で重要な任務を担っております。そして国内外のそれぞれの現場においては、隊員一人一人が厳正な規律を保持し、強い使命感を持って職務に精励しております。このような中、我が国の防衛力の中核を担う自衛隊員の人材確保と能力・士気の向上を図るため、防衛省・自衛隊の人的基盤の強化をこれまで以上に推進していく必要があります。
 防衛人事審議会は、隊員による審査請求に関する審理、また再就職等規制違反行為に関する調査及び給与に関する適切な処遇改善等の検討を役割としており、防衛省・自衛隊に対する国民の理解と信頼を得る上で、大変重要な意義を有しております。防衛省・自衛隊としては、人的基盤の強化を推進する上で、隊員が職務に精励するための厳正な規律の保持や処遇改善のために防衛人事審議会の果たす役割は、ますます重要なものとなっており、皆様におかれましては、御指導、御支援賜りますようお願い申し上げて、私の挨拶とさせて頂きます。

栗林委員:
ありがとうございました。渡辺防衛大臣政務官は次のご予定がございますので退席されます。

渡辺政務官:
是非皆様、忌憚のない御意見よろしくお願い致します。どうもありがとうございました。

<渡辺政務官 退席>

(2)令和元年における各分科会及び部会の活動状況について

栗林委員:
それでは本日の議題に入りたいと思います。
 まずは、平成31年及び令和元年における公正審査分科会、再就職等監視分科会及び職員処遇問題部会の活動状況について、人事計画・補任課長並びに給与課長よりご説明をお願い致します。

久澤課長:
それでは資料1に基づいて説明させて頂きます。

(公正審査分科会、再就職等監視分科会の活動状況について資料1に基づき説明)

伊藤課長:
給与課長でございます。職員処遇問題部会の活動状況でございます。

(職員処遇問題部会の活動状況について資料1に基づき説明)

栗林委員:
ありがとうございました。只今の説明につきまして何か皆様からご意見、御質問などがありましたらお願い致します。よろしいでしょうか。

(3)防衛省の人事施策について

栗林委員:
特段の御意見、御質問がないようでございますので次の議題、防衛省の人事施策について人事計画・補任課長よりご説明をお願い致します。

久澤課長:
引き続き、資料に基づいてご説明させて頂きます。

(防衛省の人事施策について資料2に基づき説明)

栗林委員:
 ありがとうございます。只今のご説明につきまして何か意見等ございましたらよろしくお願い致します。

尾西委員:
よろしいですか。9ページの再就職支援の施策のところでインターンシップが出てくるのですけれども、右下の写真は宿泊業のイメージということですが、これ以外の業種で何か予定されておりましたら教えてください。

育成課担当:
介護職とかそう言ったところをちょっと検討しております。

尾西委員:
分かりました。

栗林委員:
ありがとうございました。他にございませんでしょうか。

松井委員:
よろしいでしょうか。公正審査分科会委員の松井と申します。インターンシップの関係でもう少しご説明をお願いしたいんですけれども、今、一般的に民間企業で行われているインターンシップは青田買いしないようにするために、そこで働いたことを条件として採用するってことはあまりするなという、暗黙の了解があります。ただ、今のお話ですとそこで就職に繋がるような形でのインターンシップを目指そうとしているのか、それとも介護職っていうのは本当は資格がないと出来ないと思いますが、そのような資格を持って自衛隊で働いている方がいらっしゃるのかどうか、まずすごく疑問に感じたことが1点、それと人が集まらないっていうのは、先程のご説明の給与がどういう仕組みになっているのか、良く分かりません。ボーナス相当分が任期付きの方についてはちょっと上乗せしてあると書いてありますが、高卒はボーナスがあればまあまあ世間水準は行ってるのかなと思いますが、大卒については少し、なかなか来るのも厳しいなっていう感覚もちょっと持ちましたので、もう少しこのあたりの中身のご説明をお願いできればと思います。

育成課担当:
先にインターンシップの件でございますけれども、退職概ね3年前程から職業訓練の方を受けることが出来ることになってございまして、その中で介護士の資格を取るための訓練を受けることが出来ます。あと、企業さんとの関係のお話でございますけれども、先程も補任課長から説明がありました通り、ミスマッチを防止する目的ですとか、再就職後の早期離職を防止するためにやっているところもあるんですけれども、逆に企業さんのほうに自衛官の良さをアピールする場にも使えるかなというふうに思っておりまして、そう言った例も含めまして、これまで実は再就職していない分野にもちょっとインターンシップを通じていろいろ企業を開拓していこうかという狙いで予算を計上要求しております。

松井委員:
併せて、インターンシップに関係して、質問したいのですが、その場合にインターンシップを受けたほうの企業に何らかの手当がされるのか、或いはそれを自衛隊で仕事をしていないインターンシップを受けている時にその自衛隊員に支援するのか、予算の使われ方はどのようになっているんでしょうか。

育成課担当:
企業さんのほうには制服などを貸与、貸してくれたりしますのでその分の御礼というか実費の分は費用として出します。

松井委員:
ありがとうございました。

伊藤課長:
では、給与について私、給与課長からご説明させていだきます。
今回、資料に2つ記載がございまして、資料の下段は手当の話です。資料の上段が俸給に関わるところで俸給月額、俸給の基礎となるものですけれども、自衛官候補生から説明しますと、元々2士として任官させていた者を、平成22年から定員外の自衛官候補生として入隊後最初の3ヶ月間は教育訓練に従事するという制度を作りました。その3ヶ月間は自衛官として任官していませんので、俸給ではなくて手当として支給することとしましたので自衛官候補生手当となっています。自衛官候補生は3ヶ月後に自衛官に任官すると、資料上段の2士と同じ俸給になります。この自衛官の俸給表というのは防衛省が独自に決めておりますが、一般職国家公務員の公安職をベースにして策定しております。今回この給与改定といたしまして、一般職の国家公務員との見合いで引き上げる分に加えて初任給を引き上げました。なぜ引き上げたかと言いますと、この自衛官候補生の試験レベルが従前は中卒程度でしたので、それに見合った基準号俸を使っていたものを、今般、試験を見直して高卒程度に引き上げ、その基準に見合った号俸を基礎号俸としましたので、今回これだけ引き上げることが出来たということでございます。併せて、一般曹候補生として採用された2士も、教育訓練終了後に同じ2士になる自衛官候補生に引きずられて低く抑えられていた点もありましたので、そこも見直してそれに相当するものにしたということです。資料のうち、大卒については、大学在学期間を経験年数として評価できる号俸が今までなかったということで、今回号俸を増設するということを考えております。ただし、大卒の制度を今すぐ導入してしまいますと、既に入隊している現職の者との均衡が崩れ、逆転ということも生じますので、段階的に見直すということにしています。
 次に、自衛官候補生のボーナスについてですが、自衛官候補生にはボーナスは支給されません。その代わり、3ヶ月間修了して任官した時にこれまでしっかりやってきたという報奨的な意味合いと、今後任務を全うしてもらいたいという奨励的な意味合いで、資料に記載してあります任用一時金というものを支給するとともに、当然2士になって途中で辞めた場合には償還義務を課しているということでございます。この資料の中で、3ヶ月ベースで比較したというのはそういう趣旨であり、その趣旨を踏まえ、3ヶ月で見た方が比べやすいのではないかということで資料に記載したということでございます。

松井委員:
ありがとうございました。

岡局長:
私からも少しだけ付け加えさせて頂きたいと思うんですが、今のご質問の点は、どちらも非常に我々としては重要な点だと思っておりまして、給与の点、技術的には今、給与課長から説明したとおりなんですけれども、実際に募集の現場は、各都道府県にあります地方協力本部でご説明をしたり、入隊を希望する若者や、その親御さんにお話をする時に、当然、初任給について質問されます。その時に初任給がどうしても従来の考え方に基づいており、低い水準に抑えられているところがあって、「それじゃあちょっと…。」みたいな反応もないわけではないわけです。他方、いずれにしても公務員ですので税金から給与を支払うことになりますから、他の公安職や、警察官の場合は地方公務員が多数になるわけですが、比較するとやはり、見劣りがしないという言い方が良いかは分かりませんが、少なくともそのようにしなければならないのではないかということで公安職の俸給表などと比較しつつ、今回改定をしたということでございます。もちろん、給与を上げたからと言って、途端に志願者が増加するわけではないですが、今後とも様々な視点から募集のための努力を引き続きやっていかなければならないと思っております。それから再就職支援についてですが、こちらも先程ご説明させて頂きましたけれども、有効求人倍率がある程度の水準にありますと、それなりに再就職の援護は出来ます。そして再就職援護希望者に対する援護は、全員が再就職援護を希望するわけではありませんが、希望者のほとんどが再就職出来ている状況です。ただ、先程も申し上げましたが、中にはですね、再就職したものの、自らが希望していた条件とは違うという理由で、比較的早く辞められるケースもあります。このようなことは極力無くして行きたいという思いと、先程も申し上げましたとおり、有効求人倍率が高い水準にある時の再就職援護は比較的上手く行きますが、そうじゃなくなった時に、再就職援護が難しくなるという意味では再就職先を出来るだけ増やしていく努力が必要であると考えておりまして、そのような面も含めて、引き続き様々な視点から努力を重ねて参りたいと思っております。
 また、先生方におかれましては、様々な機会において御意見等を頂けると、我々としても様々な努力が出来ると思っておりますので引き続き、御指導頂ければ大変ありがたいと思っているところでございます。以上です。

栗林委員:
ありがとうございます。

森脇委員:
再就職等監視分科会の森脇と申します。女性職員の活躍推進のための改革についてお聞きしたいのですが、資料の4ページの下の方の(3)の2番目、女性職員の登用の目標達成に向けた計画的育成という項目に赤字で書いてある数字は数年前に立てた計画だと思いますが、これを拝見すると昨年の7月の段階で既に達成されてるということですけれども、今後の見直しというか、新しい目標設定のスケジュールとか、そういうものがあったら教えて頂けますか。

久澤課長:
新しい目標につきましては全政府、霞が関の省庁も含めて、また更に高い目標に向けて頑張ろうということで検討を行っている最中でございます。また数字が固まりましたら、我々としても目標をアップデートして、達成に向けてさらに努力していくということになろうかと思います。

栗林委員:
ありがとうございました。私もそこの点ですが、自衛官の幹部自衛官に占める女性の割合というのは少し低いように思います。防衛大学校に入る方が少ないとか何か、そもそも希望する方が少ないかとも思いますがいかがでしょうか。

久澤課長:
自衛隊は女性自衛官が居なかったという時代から始まり、戦闘職種を中心になかなか女性に開放せず、女性自衛官が非常に限られたところでしか働けないという時代がございました。そういった中、最近になってようやく母性の保護の観点からどうしても配置することが出来ない職種を除き、全部開放してですね、女性自衛官が概ねどこでも働けるように見直しを行ったところでございます。そういった中でこれから女性にも様々な職種に就いて頂けると思うんですけれども、1度自衛隊に入隊すると、約40年間、定年までずっと勤めて頂きますので、どうしても上の年代の方々の比率は低いまま、ここは変わりません。
 しかし、若い世代はどんどん比率が増えているところでございまして、結果、若い世代の比率を高めて、後はその年代がどんどん押し上がっていけば自然と数字は上がっていくのではないかと考えております。

栗林委員:
ありがとうございます。他にございませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは何か議題以外のことでもございましたらと思いますが、よろしいでしょうか。

(4)閉会

栗林委員:
それでは、以上をもちまして防衛人事審議会総会を終了致します。
 本日はお疲れ様でした。ありがとうございました。