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ロシアはウクライナ全土に対し、5,000発以上(※)の弾道・巡航ミサイルを使用※2023年2月23日時点対衛星ミサイルによる破壊宇宙空間の安定的利用に対する脅威ウクライナから出国したとの偽情報を打ち消すため、ゼレンスキー大統領が大統領府前で撮影して投稿した動画のキャプション(2022年2月)【ゼレンスキー大統領Facebook】05ロシアによるウクライナ侵略は、戦闘機・艦艇・戦車などの従来型の兵器のみならず、大規模なミサイル攻撃、無人機等による非対称的な攻撃、そして、情報戦などを組み合わせたものになっています。弾道・巡航ミサイルによる大規模なミサイル攻撃宇宙・サイバー・電磁波の領域や無人機等による非対称的な攻撃等レーザー兵器による妨害不審な衛星による接近・近傍活動等ジャミング兵器による妨害露軍のミサイル攻撃により破壊されたザポリッジャ市の集合住宅(2023年3月)【ウクライナ緊急事態庁】ウクライナ政府が撃墜したと発表したロシア軍のイラン製UAV(2022年10月)【ウクライナ大統領府】桃園国際空港が中国軍に攻撃されたという偽情報を否定するために台湾国防部が発表した画像(2022年8月)【台湾国防部】このような新しい戦い方に対応できるかどうかが、我が国を守る上での大きな課題となっています。飛来するミサイルを迎撃し、我が国に着弾させないようにすることが必要相手のミサイル発射を制約し、ミサイル攻撃を行い難くすることが必要施設や滑走路などにミサイルが直撃しても、被害を最小限に抑えつつ、迅速に復旧するなどして粘り強く戦う必要宇宙・サイバー・電磁波の領域における探知や防護などの対処能力の強化は喫緊の課題陸・海・空で運用できる多様な無人装備の導入や、相手側の無人機に対処する能力の整備が必要不審な兆候を速やかに察知し、その情報をできるだけリアルタイムに共有する必要敵が攻めてくると予想される場所に、先回りして自衛隊の部隊を移動させる必要また、危険な場所から国民をすぐに避難させる輸送力も必要偽情報の拡散等による情報戦等に対応し、混乱などが生じないようにする必要0603新しい戦い方に対応するための課題情報戦を含むハイブリッド戦4.日sh本を守るための防衛省・自衛隊の取組(いざというときの対応)顕在化する新しい戦い方課題

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