日シンガポール防衛相電話会談について

2020年5月19日
防衛省
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 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2020年5月19日15時00分から約30分間、河野防衛大臣とウン・シンガポール国防大臣との電話会談が行われました。

  1. 両大臣は、新型コロナウイルス感染症への対応における防衛当局の役割や、感染症の世界的な拡大を封じ込めるための各国の協力のあり方について意見交換を行いました。河野大臣からは、自衛隊のダイヤモンド・プリンセス号における活動や自衛隊中央病院の症例分析等について資料(別添)を用いながら説明を行うとともに、現在実施中の水際対策強化及び市中感染拡大防止のための活動や、これまでの活動中隊員に一人も感染者を出していない自衛隊の感染予防策等について説明を行いました。また、ウン大臣から、シンガポールにおける新型コロナウイルス感染症への対応や、国防省・軍による国家的な取組への貢献について共有されました。
  2. さらに、両大臣は、最近の地域情勢について意見交換を実施するとともに、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるという考えを共有しました。河野大臣からは、我が国は力を背景とした一方的な現状変更の試み、また、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する旨述べました。
  3. 両大臣は、二国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行いました。河野大臣からは、これまでの世界の平和と繁栄を支えてきた自由で開かれた国際秩序を維持・強化する観点から、価値や利益を共有する諸外国との間で引き続き連携していく必要がある旨指摘しました。また、河野大臣から、感染症の状況を踏まえつつ、隙のない防衛態勢を維持していくこと、両国の防衛当局間においてコミュニケーションや交流を継続することに加え、昨年6月にASEANが発出した「インド太平洋に関するASEANアウトルック」と我が国の「自由で開かれたインド太平洋」ビジョンのシナジーを追求しつつ、日シンガポール防衛協力・交流を強化していくことの重要性を指摘しました。
  4. その中で、河野大臣は、シャングリラ会合は残念ながら中止になったものの、今後とも、同会合におけるスピーチ等を通じ、防衛省として地域の安全保障課題に関する積極的な情報発信を行っていきたい旨述べました。ウン大臣からは、シンガポールが開催する多国間案件に対する河野大臣の強力かつ一貫した支援に対する謝意が述べられ、次回の同会合への日本の参加を歓迎する旨発言がありました。
  5. その上で、両大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状を踏まえ、次の3点について一致しました。
  1. (1)一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息に向け、防衛当局として感染症対策を行う中で得られた情報・教訓・知見を相互に共有していくこと
  2. (2)防衛当局の役割等の観点から、感染症が両国の防衛政策に与え得る影響を含む地域の安全保障に対する挑戦について、開かれた対話を行っていくことの必要性
  3. (3)防衛当局間のコミュニケーションを継続するとともに、開かれ、包摂的な地域の安全保障枠組みを支援する両国間の防衛協力・交流を引き続き強化していくこと