防衛協力の進展に係る2019年河野-レイノルズ日豪防衛相共同声明(仮訳)

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河野太郎日本国防衛大臣及びリンダ・レイノルズ豪州国防大臣は、2019年11月20日のレイノルズ大臣の初となる東京への公式訪問において、二国間防衛協力を前進させることを決意した。 両大臣は、インド太平洋地域の安全保障に係る力学が更に困難なものになる中、日豪協力の更なる強化が戦略的必然であることを強調した。

両大臣は、初の戦闘機共同訓練「武士道ガーディアン」及び豪州における豪米共同訓練「タリスマン・セーバー」への日本の過去最大規模の参加を含む、2019年における防衛関係の著しい進展を歓迎した。

両大臣は、このモメンタムを2020年に更に拡大し、二国間の特別な戦略的パートナーシップを深化させ、自由で、開かれ、包摂的で、繁栄するインド太平洋地域への貢献を目的とすることとした。

両大臣は共有された目標を一致させ、今後数年において、部隊訓練、人的交流、宇宙・サイバー及び防衛科学技術を含む分野における防衛協力を加速させることを確認した。このため、両大臣は以下の事項を確認した。

  • 豪州における訓練「ピッチ・ブラック」への2020年から開始される航空自衛隊の参加及び日本における戦闘機訓練「武士道ガーディアン」を定例化すること。

  • 更なる協力強化及び相互運用性の深化のため、陸上自衛隊における豪陸軍連絡将校の配置を進めること。

  • 日本の防衛装備庁及び豪州の国防省科学技術グループとの間における共同の防衛に係る研究開発を深化させるため、防衛科学技術者交流プログラムを設立すること。

両大臣は、共同運用及び演習を円滑化すべく、行政的、政策的及び法的手続を相互に改善する相互訪問に関する協定の交渉の妥結に向け、引き続き尽力することを確認した。

両大臣は、能力構築、海洋安全保障、人道支援・災害緊急援助を含む分野において、インド太平洋地域におけるパートナーとの防衛及び安全保障協力を強化するため、日豪で共に活動する決意を改めて表明した。

両大臣は、日米豪防衛協力を発展させる決意を再確認した。

両大臣は、南シナ海、東シナ海及び北朝鮮を含む地域情勢について意見を交換した。両大臣は、地域の安全保障にとって深刻な脅威である最近の北朝鮮による一連の弾道ミサイル発射について議論するとともに、これら発射は国連安保理決議違反であるとして非難した。両大臣は、全ての関連する国連安保理決議に従った、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及び全ての射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄を達成するために尽力することに引き続きコミットするとともに、北朝鮮に対し、国際的義務に完全に従うよう求めた。両大臣は、関連する国連安保理決議を履行し、瀬取りを含む違法な活動を抑止し、中断させ、完全になくすための国際協力を継続するという双方のコミットメントを再確認し、歓迎した。

(以上)