日・ルクセンブルク防衛相会談(概要)

日・ルクセンブルク防衛相会談の実施

ジャン=ルイ・シルツ開発協力・人道支援大臣兼通信大臣兼国防大臣との日・ルクセンブルク防衛相会談を実施しました。(平成19年10月19日(金)於:防衛省)


日・ルクセンブルク防衛相会談(結果概要)

 10月19日午後、石破防衛大臣は、訪日中のジャン=ルイ・シルツ開発協力・人道支援大臣兼通信大臣兼国防大臣と約1時間10分に亘り標記協議を行い、友好的な雰囲気の下、両国の防衛政策及び地域の安全保障情勢について率直な意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。なお、先方より、石破大臣に対し、ルクセンブルク訪問の招待があった。

1.地域情勢

中国情勢

 石破大臣より、ルクセンブルクがEU議長国だった2005年に対中国武器禁輸解除措置問題についてルクセンブルク側と意見交換したことに言及。続いて、現在、日中関係は良好である一方、中国の軍事力の動向にも関心を有しており、安定的な中国となるよう引き続き注意を払うことが重要であると共に国際社会の協力が必要であると発言。
 シルツ大臣より、最近のルクセンブルクと中国の要人往来について紹介しつつ、中国は国際社会にとって重要な国であり、EU・ルクセンブルクも中国との関係を重視しているとの発言あり。さらに、日本の考えを本国の首相、外相にも伝達すると発言。

2.両国の防衛政策

(1)日本の防衛政策

 当方より、テロ特措法にかかる国会の議論について説明。

(2)ルクセンブルクの国防政策

 先方より、徴兵制の廃止(1968年)を含む同国軍の政策と同国による国際貢献について説明(ISAFに9名、コソボに23名等派遣)。ルクセンブルクは、国連を有効な多国間枠組みと考え、アフガニスタンにおける国連による復興支援活動にルクセンブルク国民1人当たり年間5ドルを支出しているとの紹介あり。EUやNATOの方針に沿った国際貢献を行うべく、計画的に要員を派遣することを可能とするために海外派兵に関する二重志願制を変える法案を最近提出したことを説明。
 アフガニスタンにおいては軍(Defense)、開発(Development)、外交(Diplomacy)を総合的に組み合わせた3Dアプローチ、統合アプローチが重要であり、アフガニスタンの中・長期的安定のためには国際社会が力を合わせて行動する必要があるとの発言あり。