日伊防衛相会談(概要)

平成29年5月22日
防衛省

 2017年5月22日(月)、稲田防衛大臣は、東京においてピノッティ国防大臣と会談を行なったところ、概要以下のとおり。なお、イタリア国防大臣による訪日は、約5年ぶりとなるもの。
 会談に先立ち、両大臣の間で、日本国防衛省とイタリア共和国国防省との防衛協力・交流に関する覚書への署名が行なわれた。本覚書には、防衛当局間のハイレベル・実務レベルの交流や教育・研究交流等の実施を通じ、両国の防衛協力・交流を発展させる旨が記載されている。

1.冒頭

 稲田大臣から、ピノッティ大臣の防衛省来訪を歓迎するとともに、本日署名された日伊防衛協力・交流覚書は今後の両国間の防衛協力・交流の基盤となるものである旨指摘の上、今日の安全保障課題には、基本的価値観を共有する日伊が協力して取り組むことが重要である旨述べた。
 これに対し、ピノッティ大臣から、今回の会談及び覚書への署名を契機に、日伊間の防衛協力・交流を更に活発化させていきたい旨発言した。

2.地域情勢

 稲田大臣から、北朝鮮や南シナ海・東シナ海を始めとする一層厳しさを増す東アジア情勢について説明し、ピノッティ大臣から、ISILを巡る情勢やリビア情勢を始めとする北アフリカ・中東情勢について説明した。両大臣は、法の支配に基づく国際秩序の維持のため、引き続き緊密に連携することで一致した。

3.両国の防衛政策

 稲田大臣から、我が国は、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、地域及び国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献していく旨説明し、ピノッティ国防大臣から、イタリアの国際平和協力に関する取組みについて説明しつつ、国際社会の平和と安定に資する日本の取組みを歓迎する旨発言した。

4.日伊防衛協力・交流

 両大臣は、本日、日伊防衛装備品・技術移転協定への署名がなされたこと歓迎するとともに、今後、防衛装備・技術分野における具体的な協力が進むことへの期待を表明した。また、両大臣は、イタリア海軍が参加するEUの海賊対処部隊と海上自衛隊海賊対処部隊がソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動において引き続き緊密に連携していくことを確認するとともに、日NATO間での安全保障・防衛分野における協力を一層深化させていくことで一致した。

稲田防衛大臣・ピノッティ国防大臣の写真(1)
稲田防衛大臣・ピノッティ国防大臣の写真(2)

(了)