平成27年11月12日 日ジョージア防衛相会談(概要)

平成27年11月12日
防衛省

 2015年11月12日(木)、中谷防衛大臣は、東京において、ヒダシェリ・ジョージア国防大臣と会談を行い、両国の防衛政策や今後の防衛交流について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。
 なお、会談に先立ち、両大臣は、日本国防衛省とジョージア国防省との間の防衛交流に関する覚書への署名を行った。本覚書には、防衛当局間の実務レベルの交流や教育・研究交流等の実施を通じ、両国の防衛交流を発展させる旨が記載されている。

1.冒頭

 中谷大臣より、ヒダシェリ大臣の来訪を歓迎するとともに、日ジョージア防衛交流覚書への署名が両国間の防衛交流を進展させる大きな一歩になる旨述べた。
 これに対し、ヒダシェリ大臣から、訪問の受入れへ感謝するとともに、日ジョージア間の防衛交流を活発化させていきたい旨発言した。

2.防衛政策

 中谷大臣より、国際協調主義に基づく積極的平和主義及び平和安全法制について説明したのに対し、ヒダシェリ大臣から、日本の取組みを歓迎する旨述べた。

3.地域情勢

 両大臣は、両国を取り巻く地域情勢について意見交換を行い、国際法に基づく紛争の平和的解決の重要性を再確認した。

4.日ジョージア防衛交流

 両大臣は、署名した防衛交流に関する覚書に基づき、今後、実務レベルの交流及び教育・研究交流等が促進されることに期待を表明するとともに、双方の地域情勢をはじめとする共通の関心事項について意見交換を行っていくことで一致した。


日本国防衛省とジョージア国防省との間の防衛交流に関する覚書(仮訳)

平成27年11月12日
防衛省

 本覚書は、日本国防衛省とジョージア国防省(以下「両国防衛当局」という。)との間で作成されたものである。

 両国防衛当局は、日本国とジョージアがあらゆるレベルで対話と協力を強化していくという目的を再確認し、また、防衛分野の関心を想起し、両国防衛当局間の協力を発展せしめること並びに両国間の相互理解及び信頼を促進すること並びに、世界の平和と安定に貢献することの重要性を認識して、以下の意図を表明する。

  • 両国防衛当局は、以下の防衛交流を実施する。

    • (a) 実務レベル交流
      安全保障・防衛問題に関する局長・審議官級の両国防衛当局間協議の実施
    • (b) 教育・研究交流
      両国防衛当局教育機関及び研究機関間の代表者等の交流の実施
    • (c) 共通の関心事項についての意見交換
      協力進展のための知識共有を目的とした、様々なレベルにおける共通の関心事項についての意見交換の実施(次の分野を含む。)
       ・地域及び国際防衛・安全保障情勢
       ・防衛政策
       ・国際平和協力活動
    • (d) 多国間協力
      いずれかの防衛当局が主催又は後援するワークショップ、多国間会議及びセミナー等への参加
  • 両国防衛当局間の交流は、上記に限定されるものではなく、両国防衛当局は、双方の判断により、他の分野における防衛交流について検討し、実施できる。

  • 両国防衛当局は、他方の防衛当局の要望を十分踏まえつつ、防衛交流の過程で取得された情報が、適切に管理されること、及び情報を提供する防衛当局の事前の同意なしに同情報が第三者へ提供されないことを確実にする。

  • 両国防衛当局は、本覚書が国際法上及び国内法上の権利又は義務を生じさせないこと、並びに上記に掲げた活動がそれぞれの国内法令に従い、及び予算の範囲内で実施されることを認識する。

  • 両国防衛当局は、いつでもこの覚書を見直すことが可能であり、また、双方の書面による同意により、この覚書を修正することができる。

    2015年11月12日に東京で、英語の原本二通に署名した。