日仏防衛相会談(概要)

平成30年1月27日
防衛省

 平成30年1月27日(土)、小野寺防衛大臣は、第4回日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)のため来日したパルリ仏軍事大臣と会談を行い、両国の防衛政策及び日仏の防衛協力の現状及び今後について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭

 小野寺大臣から、パルリ大臣の訪日を改めて歓迎するとともに、日仏両国は共に「太平洋国家」であり、自由や民主主義といった基本的価値を共有する「特別なパートナー」であるとして、防衛交流を引き続き積極的に進めていきたい旨発言した。これに対し、パルリ大臣から、「2+2」会合に引き続き、小野寺大臣の歓迎に対して感謝するとともに、今後の日仏間の具体的な防衛協力の進展に期待を示した。

2 両国の防衛政策、地域情勢

 両大臣は、それぞれの防衛政策について説明し、両国が地域及び世界の平和と安定において果たしている役割を歓迎した。また、両大臣は、北朝鮮情勢について、国際社会が一致結束し、北朝鮮に政策を変えさせるため、あらゆる手段により圧力を最大限まで高めていくことで一致するとともに、小野寺大臣から、フランスのアジア太平洋地域への関与を歓迎する旨述べた。さらに、小野寺大臣から、自由で開かれた海洋秩序こそが国際社会の安定と繁栄の礎である旨述べた上で、「自由で開かれたインド太平洋戦略」に係る取組を進めたい旨パルリ大臣に説明した。これに対し、パルリ大臣は、フランスは行動により航行の自由を確保していく、そのため今年も艦船をこの地域で航行させると述べ、見解の一致を得た。

3 日仏防衛協力

 両大臣は、近年日仏防衛協力・交流が着実に進展してきたことを歓迎しつつ、防衛分野における協力を更に強化していくことで一致した。両大臣は、日仏ACSAの大枠合意について、今後の日仏防衛当局の相互運用性の向上に大きく寄与するものであり、早期の署名・発効に向け引き続き協力していくことで一致した。

 両大臣は、部隊間交流及び共同訓練・演習について、海軍種においては、インド太平洋地域において様々な機会を捉え共同訓練等を実施していくことを確認した。この文脈において、本年2月に仏海軍フリゲート「ヴァンデミエール」が日本に寄港し、共同訓練を実施予定であることを歓迎した。また、陸軍種においても、今後、部隊間交流を活発化していくことで一致した。

 両大臣は、防衛省が今年3月に打ち上げ予定のXバンド防衛通信衛星「きらめき1号」が、フランス領ギアナにおいて、フランスのアリアン・スぺース社のロケットで打ち上げる予定であることを歓迎し、このように宇宙分野においても日仏間の更なる協力を進めていくことを確認した。

 両大臣は、防衛省・自衛隊で実施している能力構築支援事業について、日仏間での連携を追求していくことを確認した。

 両大臣は、防衛装備・技術について政府が主導する協力として、初の共同研究となる次世代機雷探知技術に関する共同研究の早期開始を確認した。

(了)