日越防衛相会談(概要)

2019年5月2日
防衛省

 2019年5月2日(木)、15時15分から16時35分(現地時間)、ベトナムを訪問中の岩屋防衛大臣は、ベトナム国防省において、リック国防大臣と日越防衛相会談を実施したところ、概要以下のとおり。なお、会談終了後、深山装備庁長官及びヴィン国防次官との間で「防衛産業間協力の促進の方向性に係る日ベトナム防衛当局間の覚書」への署名式が実施された。

1.冒頭

 冒頭、リック大臣から、新天皇の即位への祝意が述べられるとともに、令和の時代、初めての日本の大臣の訪越を嬉しく思う旨発言があり、岩屋大臣から、これに対し御礼申し上げた。また、岩屋大臣から、アイン元国家主席の逝去に対し、お悔やみを申し上げた。

2.地域情勢

(1)北朝鮮に関して、岩屋大臣から、国連安保理決議の履行の重要性に関して強調するとともに、拉致問題についても支援をお願いしたい旨述べた。これに対し、リック大臣から、北朝鮮の非核化に向け連携したい旨発言があった。

(2)両大臣は南シナ海情勢に関しても意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致した。

3.日越防衛協力

 岩屋大臣から、「防衛協力に関する日越共同ビジョン」を踏まえて、①ハイレベル交流、②艦艇・航空機の寄港(寄航)、③能力構築支援の強化、④日ASEANの協力指針である「ビエンチャン・ビジョン」に基づいた多国間協力、⑤政策協議の実施等を進めたい旨述べ、リック大臣から、これらに賛同するとともに、日本のこれまでの協力を高く評価する旨発言があった。

4.防衛装備・技術協力

 両大臣は、具体的な分野等を示した「防衛産業間協力の促進の方向性に係る覚書」への署名を踏まえ、本覚書に基づき日越防衛装備・技術協力の促進を図ることで一致した。

5.両国の防衛政策

 岩屋大臣から、昨年末に策定した新大綱、及び「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンについて説明し、この方針も踏まえ、日越の協力を一層深化させたい旨述べ、これに対して、リック大臣から、日本の関与を歓迎する旨応答があった。

(了)