日比防衛相会談(概要)

2019年4月17日
防衛省

 2019年4月17日(水)、岩屋防衛大臣は、訪日中のロレンザーナ比国防大臣と防衛大臣会談を実施したところ、概要以下のとおり。

1.冒頭

 岩屋大臣から、ADMMプラス以来の再会を嬉しく思う、日比防衛協力は、艦艇・航空機の寄港(寄航)、共同訓練、能力構築支援、防衛装備・技術協力等の幅広い分野で着実に進展しつつある旨述べ、これに対して、ロレンザーナ大臣から、新元号の決定にお祝い申し上げるとともに、両国の協力を一層進めたい旨述べた。

2.両国の防衛政策

 岩屋大臣から、我が国が昨年末に策定した新大綱について説明し、この方針も踏まえ、日比の協力関係を一層深化させたい旨述べた。加えて、岩屋大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンについて説明し、同構想に基づいて両国の協力を進めていきたい旨述べた。また、ロレンザーナ大臣から、比の国防政策に関して説明があった。

3.日比防衛協力

(1)岩屋大臣から、①今年7月頃の護衛艦「いずも」による比寄港、②米比共同訓練「カマンダグ」等への自衛隊参加を含む日米比三カ国協力の推進、③陸・海・空全軍種での能力構築支援の強化、④日ASEANの協力指針である「ビエンチャン・ビジョン」に基づいた多国間協力の推進、⑤政策協議の実施等の協力を進めたい旨述べ、ロレンザーナ大臣から、これらを歓迎する旨述べた。

(2)両大臣はこれらの協力含め、防衛協力を幅広い分野で一層強化していくことで一致した。

4.防衛装備・技術協力

(1)岩屋大臣から、TC-90及びUH-1Hの部品等の無償譲渡等の協力が順調に進展している旨述べ、これに対して、ロレンザーナ大臣から、このような協力が、比の警戒監視能力の向上に貢献している旨述べた。

(2)また、両大臣は、事務レベル定期協議や官民防衛産業フォーラム等の実施を通じ、一層包括的に防衛装備・技術協力を進めていくことで一致した。

5.地域情勢

 北朝鮮に関して、岩屋大臣から、国連安保理決議の履行の重要性に関して強調し、ロレンザーナ大臣から、引き続き、これらをしっかり履行していく旨述べた。また、両大臣は南シナ海情勢を含む地域情勢に関しても意見交換を行った。

(了)