日スペイン防衛相会談(概要)

平成30年1月15日
防衛省

 平成30年1月15日、小野寺防衛大臣は訪日中のスペインのデ・コスペダル国防大臣と防衛省にて会談したところ、概要は以下のとおり。

1.冒頭

 小野寺防衛大臣から、デ・コスペダル国防大臣の訪日及び約4年ぶりの日スペイン防衛相会談の開催を歓迎するとともに、日スペイン防衛協力・交流に関する覚書に基づき、防衛協力・交流を推進していきたい旨述べた。
 デ・コスペダル国防大臣から、訪問受け入れに感謝する旨述べるとともに、近年の日スペイン間の防衛協力・交流の進展を歓迎する旨発言があった。

2.地域情勢

 小野寺大臣から、スペインが北朝鮮の核・ミサイル開発を受け、欧州で最初に北朝鮮外交官を退去処分にする等の措置をとっていることを高く評価しつつ、北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮から非核化に向けた真剣な意思と具体的な行動を引き出すため、国際社会全体で最大限圧力をかける時である旨述べるとともに、一連の安保理決議の厳格な履行を含め、国際社会が一致して着実に取り組んでいくことが重要であり、スペインの協力を求めた。
 これに対して、デ・コスペダル大臣から、北朝鮮の核・ミサイル開発に関する日本の懸念を理解するとともに、北朝鮮による挑発行為は許容できるものではなく、スペインとしても北朝鮮大使の退去処分等を実施した、関連する安保理決議の履行を含め、日本と引き続き協力していきたい旨述べた。
 また、両閣僚は、南シナ海等をめぐる問題に関して、一方的な現状変更に反対するとともに、紛争の平和的解決が重要であるとの点で一致した。

3.自由で開かれたインド太平洋戦略

 小野寺大臣から、自由で開かれた海洋秩序こそが国際社会の安定と繁栄の礎であり、「自由で開かれたインド太平洋戦略」に基づく取組の中で、スペインとも連携したい旨述べ、これに対して、デ・コスペダル大臣から、これを支持するとともに、航行の自由を確保することが重要である旨応答した。

4.日スペイン防衛協力・交流

 両閣僚は、日スペイン防衛協力が軍種間交流を中心として進展していることを高く評価した。デ・コスペダル大臣から、国際平和協力、自然災害対処、サイバー等の分野で日本と協力していきたい旨述べた。これに対し、小野寺大臣から、今後、今般発出した共同プレス声明を踏まえ、部隊間交流や国際平和協力等の幅広い分野において防衛協力・交流をより一層推進していきたい旨述べた。また、このような協力を更に進めるため、両閣僚は、今年中にスペインにて第一回次官級会合を開催することで一致した。


(了)