山本防衛副大臣のカナダ訪問(概要)

平成29年11月17日
防衛省

 平成29年11月14日(火)~17日(金)、山本防衛副大臣はカナダを訪問したところ、概要は以下のとおり。

1.国連PKOに関する国防大臣会合(11月14日~15日)

 山本副大臣は、11月14日から15日にかけて、カナダのバンクーバーで開催された国連PKOに関する国防大臣会合に共催国である日本の代表として出席した。同会合は、2014年、15年に開催された第1回及び第2回PKOサミット、昨年の国防大臣会合に続いて開催されたものであり、約80か国及び5国際機関から国防大臣等が参加した。
 山本副大臣は、同会合のテーマの一つである、国連PKOの能力を向上させるための「訓練及び能力構築支援」に関するセッションのパネリストとしてスピーチを行った。複数の国や機関が連携して国連PKOの能力ギャップを埋めることが期待されていることを指摘し、我が国が中心となり実施してきた国連アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト(ARDEC)が国連、支援提供国、要員派遣国の三者が連携する「三角パートナーシップ・プロジェクト」として効果的に機能していることを例に挙げた。また、我が国の今後の貢献策として、新課程の追加をはじめとするARDECへの更なる貢献、固定翼航空機を国連平和維持活動即応能力登録制度(PCRS)に追加登録することで調整していくこと、各国PKOセンターへのジェンダー専門家の講師派遣や国連機関が提供する女性士官向け訓練コースへの財政支援などの女性PKO要員増加のための取組などについて述べた。

国連PKOに関する国防大臣会合
国連PKOに関する国防大臣会合

2.各国国防大臣等との二国間会談(11月14~15日)

(1)米国

 シャナハン国防副長官と会談し、国連PKO分野における日米協力について確認するとともに、北朝鮮問題について議論し、日米が連携して北朝鮮に対する最大限の圧力をかけていくこと、日米韓三か国の協力が不可欠であること等を確認した。

各国国防大臣等との二国間会談(米国)

(2)カナダ

 サージャン国防大臣と会談し、本年7月に実施した日加共同訓練「KAEDEX」や今月のカナダ海軍潜水艦の横須賀訪問をはじめとして両国の防衛協力が進展していることを歓迎するとともに、実質合意している日加ACSAも含め、防衛協力を一層推進していくことで一致した。

各国国防大臣等との二国間会談(カナダ)

(3)バングラデシュ

 シディーク国防・安全保障担当首相補佐官と会談し、今般の国連PKO国防大臣会合の開催に当たって、両国が準備会合の開催で協力したことを相互に感謝するとともに、国連PKO分野における更なる協力の重要性で一致した。また、今後も様々な機会を活用して二国間の防衛協力・交流を推進していくことで一致した。

各国国防大臣等との二国間会談(バングラデシュ)

(4)タンザニア

 ムウィニ国防大臣と会談し、アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト(ARDEC)を通してPKO分野の協力を継続することを確認したほか、北朝鮮情勢について意見交換し、国連安保理決議に従い国際社会で一致した対応をとる必要があるとの認識で一致した。

各国国防大臣等との二国間会談(タンザニア)

(5)カンボジア

 バニュ国防大臣と会談し、北朝鮮問題について意見交換し、国際社会全体で圧力をかける必要があるとの認識で一致したほか、日カンボジア防衛協力・交流の覚書に基づき、能力構築支援や防衛大学校への留学生受入れ等、二国間の防衛協力を引き続き推進していくことを確認した。

各国国防大臣等との二国間会談(カンボジア)

(6)英国

 カーゾン国防担当閣外大臣と会談し、本年8月の日英首脳会談において発表した日英安全保障共同宣言を踏まえ、両国の防衛協力を更に深化させていくことで一致した。また、法の支配に基づく海洋秩序を維持するため、英国海軍空母のあり得べきアジア太平洋地域への展開も含め、相互に協力していくことを確認した。

各国国防大臣等との二国間会談(英国)

3.国連ラクロワPKO局長及びカレ・フィールド支援局長との会談(11月15日)

 先方より、自衛隊によるこれまでの貢献及びその規律の高さや、国連PKO要員の能力構築を目的とするARDECをはじめとする国連PKOに対する支援について、謝意が伝えられた。当方からは、我が国は今後とも国連PKOに対する関与を継続するつもりであることや、国連本部への自衛官・事務官派遣を継続したい旨を伝えた。

国連ラクロワPKO局長及びカレ・フィールド支援局長との会談

山本防衛副大臣のカナダ訪問(概要)